映画『すずめの戸締まり』を
観ました
新海誠さんが監督ということくらいしか
前知識のないまま観たこの作品は
あの震災を題材にしていました🎥
「君の名は」「天気の子」も
自然災害を題材にした作品でしたが
今回はより
12年前の東日本大震災を描き
あの未曾有の災害を忘れないように
また
あの頃まだ生まれていなかったり
幼すぎて記憶がない世代にも
きちんと伝えなければいけないと言う
強いメッセージ性を感じています
3.11
忘れもしない
今日はあの日から12年
母と二人
帰宅直後にあの地震に遭遇
急いでTVを付けると
次々と飛び込んでくる被害状況と
東北沿岸部に押し寄せる
巨大津波の様子を
LIVE映像で目の当たりにし
ただただ呆然と立ち尽くしたまま
瞬きも忘れて
ボタボタと大粒の涙をこぼしながら
「あぁ、神さま!みんなを助けて」
と祈ることしかできなかった
あの日
復興庁によると
災害関連死を含めて
これまでの死者は1万9759人
行方不明者は2553人
全壊した住家被害は12万2006棟
22年11月現在
今も3万1438人が避難生活をしています
高台移転による
住宅の再建・復興まちづくりの事業は
ほぼ完了していて
2021年12月には
仙台市と青森県八戸市を結ぶ
総延長359㎞の三陸沿岸道路が全線開通
復興道路・復興支援道路のインフラ整備が
ほぼ完了しました
また鉄道は
20年3月にJR常磐線が全面開通しています
被災3県(岩手、宮城、福島)の生産設備は
ほぼ復旧
農業・水産業をみると
津波被災農地の95%(22年9月末)で
営農再開が可能に
被災3県の水産加工業は
再開を希望する施設のうち
98%で業務を再開したそうです(21年12月)
原発事故の影響により
長く操業自粛を余儀なくされていた
福島県の沿岸漁業・底引き網漁業は
21年3月末をもって試験操業を終了
水揚げと流通量を段階的に拡大し
数年後の
本格操業移行を目指すとしています
原発事故により避難を余儀なくされた
周辺の6町村の一部が
現在も避難指示区域(帰還困難地域)に
指定されていて
政府は各町村の帰還困難地域のうち
優先的に除染が進められている
「特定復興再生拠点区域(復興拠点)」で
2022年6月から順次避難指示を解除
これまでに葛尾村、大熊町、双葉町で
一部住民の帰還が実現し
23年にも浪江町、富岡町、飯舘村で
復興拠点の解除が実現する見通しですが
帰還を望む住民は今のところ
わずかな数にとどまっているのが実情だそう
数字的にみれば
政府の言うようにインフラ整備など
復興作業は
“終わり”に近づいたかもしれませんが
決して
“心の復興”は終わっていません
被災者にとって
インフラ整備ももちろん大事ですけれど
同様に
心のケアなどの寄り添う支援も
大切にしてほしいものです
発生時刻には
仕事の手を止め黙祷しました
どうか皆さまに
心の底から幸せだと思える日が
訪れますように
映画『すずめの戸締まり』は
第73回ベルリン国際映画祭の
コンペティション部門に出品され
『千と千尋の神隠し』ぶりとなる
日本アニメーション作品の
ベルリン映画祭コンペ入りを
果たしたそうです
