ここのところの暑さで
部屋に切り花を飾るのを
自粛していたのですが
少しだけ暑さがおさまったので
久しぶりにちょこっと
飾ることにしました

白いお花は
宿根フロックス(別名:オイランソウ)
紫色のお花は
スターチス(別名:リモニウム)
宿根フロックスは
花の香りが
花魁の塗る白粉に似ていることから
別名を“オイラン”ソウと
呼ばれているのだそうです
が
昨今“花魁”と呼ぶのは
イメージが良くないと言うので
「シュッコンフロックス」の名前で
呼ばれているとのこと
もう
そういう時代なのかもしれないけれど
“花魁”と名付け
一時は世に浸透した背景には
様々な人たちの悲喜交々な人生があり
焦がれたり
妬んだり
切なかったり
苦しかったり
この花の香りを嗅いで
胸を熱くしたり
痛めたりしたかもしれない人々の
人生までもが
否定されてしまったような気がして
ちょっと寂しく感じました

名前って難しいですね
