皆さま
今朝は道路凍結など大丈夫でしたか❔
今回は先月よりも積もらなかったので
駅まで注意しながら
自転車で行くことが出来ました🚲️
さて私が乳がんを発症したのは
48歳の時
この頃の年齢になると
更年期も加わって
様々な体調の変化が起こり
具合が悪くなることも多くなりました
その原因の1つが
女性ホルモンの急激な減少です
女性の場合
閉経前後の約10年間を「更年期」と呼び
女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が
低下していきます⤵️
生涯で分泌されるエストロゲンの量は
わずかティーンスプーン1杯程度🥄
エストロゲンの主な作用は
①妊娠・出産の準備を整える
②血管をしなやかに保つ
③骨量を維持する
④血中コレステロールを調整する
⑤自律神経のバランスを保つ
⑥肌の弾力や潤いを保つ
といったもので
まさに女性の身体を守る〝楯〟のような
特別な存在なのです
卵巣で作られるエストロゲンは
年齢と共に
卵巣機能の低下でやがて枯渇します
閉経後の「高齢期」では
これまで心身を守ってきた
エストロゲンが枯渇したことで
様々な疾患に対して無防備になり
脳や血管、骨、生殖器、泌尿器の
疾患リスクが高まるんですね
卵巣機能が低下する更年期の体内では
卵巣がエストロゲンを分泌しなくなり
エストロゲンが十分に出ないことを
脳に伝達します
脳では視床下部が下垂体に
下垂体は卵巣に過剰に指令を出し続け
ホルモンバランスが崩れてしまい
その結果、自律神経が乱れるなどの
様々な不調が引き起こされるのだそう
要するに
卵巣は機能しないのに
脳は指令を出し続けるので
脳のパニック状態が続いちゃうんですね
ところで
更年期を経た高齢期女性は体内で
男性ホルモンの「テストステロン」が
相対的にエストロゲンよりも多くなるため
男子高校生のように活動的になるって
知ってました⁉️
もちろん手放しで喜べませんけれども
何故なら疾患リスクは
むしろ男性よりも高くなるので
注意が必要なのです
脳・神経系では、物忘れや鬱のリスクが増加
心血管系では
動脈硬化の進展による心筋梗塞や脳卒中
脂質代謝が低下することで
脂質異常症や内臓脂肪がつきやすくなり
骨粗鬆(こつそしょう)症による骨折や
泌尿器関係のトラブルなども
増えてしまいます
女性ホルモンの恩恵が失われたら
その先に待ち受ける
疾患リスクと男子高校生のような活動力
ティースプーン1杯のホルモンが
女性の全身に
こんなに大きな影響を与えていたなんて
失って 初めて気付く 大切さ