前々から観たいと思っていた映画
『日日是好日』を
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エッセイストの森下典子さんが
学生時代から25年にわたり通った
茶道教室でのことを綴った
エッセイを映画化した作品

明朗活発な従姉妹の美智子と
やりたいことも見つけられず
流される性格の主人公・典子

近所の
お辞儀がものすごくきれいな
ただ者ではない“武田のおばさん”が
実は
茶道教室の先生であると聞かされた
二人は
早速お教室に通うことにします

これまで
全く関わるのことのなかった
お茶の世界は
何から何まで決まりごとだらけで

「何で❓」と尋ねても
「これが決まりだから」と
理屈ではないことを教えられます

世の中には
すぐわかるものと
すぐわからないものの2種類がある

すぐわかるものは
一度通りすぎればそれで良い

けれど

ずくにわからないものは
長い時間をかけて
少しずつわかってくる


おそらく「道」と付くものは
みんなそうなのではないかしらキョロキョロ

「茶道」「華道」「書道」「香道」
「柔道」「合気道」「武道」「剣道」等など


この映画では冒頭に
幼少期の典子が両親に連れられて
フェデリコ・フェリーニ監督の
イタリア映画『道』を観たけれど
全く理解できずつまらなかったと
回想する場面があります

しかし茶道を習い
二十数年の歳月を経て
今はこの映画の良さが
良くわかるようになったと語ります


冒頭に何故
『道』の話題が出るのだろうと思った謎は
ここへ着地するのだとわかり

私もずーっと昔に観た『道』を
もう一度観てみようと思いました照れ

『日日是好日』公開前の
2018年9月に他界した
樹木希林さんが武田先生役でご出演
とっても素敵ですラブ