ちょうどいい上映開始時間だったので
観てきました

『わたしの叔父さん』





デンマークの農村で
体の不自由な叔父さんと
二人で暮らしている姪のクリス

14歳の時に父親が自殺

叔父さんに引き取られ
将来は獣医を目指していましたが
大学入学目前で叔父さんが倒れ

結局
進学することなく叔父さんを手伝い
日々、乳牛の世話と
叔父さんの介護をしています

ある日教会で知り合った青年に
デートに誘われたクリスは
恋と諦めきれない夢に悩むようになります

そんなクリスを
そっと後押しする叔父さんですが…





上映開始10分間
全く台詞がありません

酪農家の当たり前の日常

穏やかに淡々と過ごしている様を
単純に切り取ったかのような映像で
最初は「?」と思いましたが

そんな当たり前の日常に
ほんの小さな石が投げ込まれ
水面に静かに波紋が広がるような
作品でしたニコニコ

農業や介護問題など垣間見えながら
口数の少ない叔父さんと
素っ気ないようでいて
ものすごく叔父さんを大事にしている
姪のクリスの関係が
とっても素敵なんです照れ

実はこの二人
本物の叔父と姪なのだそうで
沈黙の中にも
確かな信頼関係が存在していたのは
そのためかびっくり!


好き嫌いは別れるタイプの
映画かもしれませんが
私は好きでしたね爆笑ラブラブ


ちなみに
2019年の第32回東京国際映画祭
コンペティション部門の
東京グランプリ受賞作品ですキラキラ