8年前の
「あの時」
2011年3月11日14時46分
今日はこの時刻に
都内の私鉄や地下鉄など
電車を停めて
追悼する会社もありました
ーーー8年前のあの日ーーー
私は14時40分頃に帰宅
一足遅れて帰宅途中だった母の帰りを
待っているところでした
あの揺れが来て直ぐに
母の様子を見るために
揺れに抗いながら表に出ると
隣近所の皆さんも
不安そうな顔をして
外に出てきていました
母はと言うと
すぐそこの十字路の真ん中で
何にも掴まれず
立ち尽くしてはいましたが
動揺することなく
揺れがおさまるのを待って
無事に帰宅しました
姉たちから安否確認の電話があり
テレビやラジオで
情報を集めているなかで
あの大津波の映像が飛び込んできて
言葉を失い
ただただ
溢れ落ちる涙を拭うことも出来ずに
正座して手を合わせ
祈るしかなかった
あの日から8年………
被災者の皆さんの
インタビューを聞きながら
70年以上続く戦争のない
平和な時代に
突如として襲いかかってきた
未曾有の災害の数々
その経験は
言葉では言い表せないほどの
辛さと悲しさで満ちているはずなのに
決して忘れてはいけない
と言う強い信念と使命感で
きちんと語り継がれている姿に
尊敬の念と
誇らしさすら抱きました
明けない夜はない
そう信じて
今夜は静かに想いを馳せよう