1月22日は東京で数年ぶりの大雪が降りました。

よりによって母が付き添う日に大雪だなんてショボーン
申し訳ないなぁ~ガーン


さて、CTの結果は暮れの結果と大きさもほぼ変わらず、転移も無さそうとのこと。
一先ず安心です。

私は前回先生から直接診断結果を聞いていますが、
母のために先生がもう一度、丁寧に説明をしてくださいました。

母は
「何とか切らずに癌を治す方法はないのですか」と、先生に尋ねるのですが、もちろんありません。

すると、母は目に涙を浮かべながら半ば観念したように
「やっぱり食生活がいけなかったんでしょうか。
この子は偏食で、野菜よりもお肉が好きで…」と、語りだします。

その横で
(このままでは好きなものが食べられない食生活に
追い込まれるガーン)
と焦る私。

そんな様子を見て、先生は穏やかに微笑みながら

「お母さま、例えどれだけ食事に気をつけていても、
癌になる人はなりますし、不摂生な生活をしている人でも、ならない人はならないんです。だから、
あれこれ食事制限をするよりも、好きなもの、
食べたいものを食べさせてあげたほうが良いと
思いますよ。」

先生~笑い泣き拍手
神に見える~爆笑キラキラ

「お子様を愛されている親御さまほど、そのようにご心配されるものです。お幸せですね。」

この言葉には、つい先日人前では泣かないと決めた
ばかりの私でも、ホロリときてしまいました。

そして先生が
「今、医療は日進月歩で良くなっていますから、
最先端医療について外科の先生にお話を聞いてみてはいかがでしょうか?
野水さんの粘液癌は幸い進行がゆっくりなので、急いで決断しなくても大丈夫ですし、よく考えて決めて良いですよ。切ってしまったらもう取り返しはつきませんから。」
とご提案くださったので、二日後に再度母と外科の
◯◯先生のお話を聞いてみることにしたのです。


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母が一足先に退室した時に先生に呼び止められ、

「野水さん、実はCT画像に気になるものが写って
いたんですけど。」

見せられた画像には、右の卵巣の中に写り込む影。

「子宮がん検診は受けていますか?」
「子宮頚がん検診は受けていますが、子宮がんは数年前に受けたきりです。」
「そうですか。恐らく悪性ではないと思いますが、
乳がんのほうが落ち着いたら、なるべく早めに
調べてもらってください。」
「………。」


廊下で待つ母にこの事は告げず、仲良く夕飯の食材を買って帰りました。