年末年始の繁忙期。

癌かどうか気になりつつも、結果を聞くまでは今、目の前の仕事を全うするしかない。
とは言え、

「そう言えば、がん保険ってどうやって給付してもらうんだろう?」

もしもの時を想定して
保険証書を準備したり、
エンディングノートを購入したり、
葬儀会社を選んだり、
定期購入しているものをリストアップしたり、
不要品を処分したりもしました。


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1月15日。

2018年も既に半月が過ぎた頃、検査結果を聞きに病院へ行くと、先生から開口一番

「残念ながら悪性でした。乳がんです。」

と告知され、反射的に

「あ、そうなんですね!」

と、自分でも驚くほどにこやかに高らかに返事をしていました。

映画やドラマのイメージで、深刻な医師と絶望的な患者の場面を想像していましたが、現実には意外にあっさりな医師と、朗らかな患者というものでした。