おはようございます(*^_^*)
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今日も私の拙いブログをご訪問下さいまして
誠にありがとうございますm(_ _)m
今年の夏で２３歳になる姉姫
今日も朝から
インターンで走り回っています
姉姫が小学四年生の時に
学校で配られた
体験歌舞伎のオーディションのチラシ
あの日から
我が家が大きく変わりました(*^_^*)
私もだんな様も
歌舞伎を観たことも無くて
どうしてもやりたい！と言っている
姉姫さえも
歌舞伎を全く知らなかったのです(⌒-⌒; )
もし、あの時
姉姫がチラシを持って来なかったら
たぬき先生と巡り逢う事も無かったし
子供達や母達に
巡り会う事も無かったでしょう
それはそれなりに
違った人生もあったと思いますが
今の私達家族にとっては
無くてはならない出逢いだったと
心から感謝しています
感謝しています姉姫の背中を追いかける様に
歌舞伎に夢中になった妹姫
妹姫が産まれた頃には
私の祖母の認知症が進んでいて
幼稚園に上がっても
祖母の車椅子を押しながらの登園
お迎えに行く時も祖母が一緒でしたから
帰りにお友達と遊ぶ事は出来ませんでした
その頃には
私の子宮腺筋症もかなり進んでいて
慢性的に極度の貧血状態だった上に
夜になると錯乱状態に陥る祖母の介護で
まともに睡眠も取れなかった為
幼稚園に送って行って
連れて帰るだけで精一杯の体力しかなくて
幼稚園の頃には親が付き添わないと
遊びには行けないのに
帰宅してから
公園に連れて行ってあげる事も
ままならない日々でしたので
妹姫には淋しい想いをさせていました
でも
夜には歌舞伎のお稽古があり
お稽古に行けば
可愛がってくれるたぬき先生や
仲間である沢山の
お兄ちゃんやお姉ちゃんが居て
休憩時間に遊んでくれたり
子供達を支えてくれる
ボランティアのおばさまやおじさま方が
妹姫を可愛がってくれました
家の中では
認知症の祖母の介護に疲れて
笑顔も忘れがちだった私や姉姫も妹姫も
そして誰よりも祖母自身が
お稽古に行く時間を
とても楽しみにしていて
祖母が
出掛ける直前まで
錯乱状態になっていて
私がそれを宥めるのに必死になっていても
『あっ！お稽古の時間だ！』と
誰かが言うと
『あら！大変！早く行かなくちゃ！』と
まるで自分のお稽古の様に
出掛ける支度を始めた祖母
姫達は慌てて
お稽古の持ち物を揃えて
祖母の車椅子を準備して
私が祖母を玄関まで誘導して
車椅子に祖母を乗せお稽古場に向かい
姉姫は稽古場で飲む飲み物を買いに走り
足腰が弱っていた祖母も
お稽古場の階段は必死で登り
妹姫はドアを押さえて・・・
みんなが集まって
たぬき先生がいらして
お稽古が始まると
祖母はお稽古場の隅の椅子に座って
舞台の時に必要な雑巾を縫っていました
若い時から手先が不器用だった祖母には
縫い物は雑巾しか出来なかったのですが
自分も役に立ちたい！と
思っていたのでしょう
祖母が亡くなった後に整理したら
何十枚もの雑巾が出てきました
縫い目は曲がっていたり
ザクザクと粗かったりしていましたが
手縫いの雑巾はとても使いやすく
他の母達も喜んで使ってくれて
その雑巾を見るたびに
今でも涙が溢れてきます
核家族の進んだ今
お年寄りと同居した事が無い他の子供達は
始めのうちは高齢で認知症の祖母に対して
どう接したら良いのかわからない様子でしたが
年月と共に
どんどん認知症が進む祖母と
一緒に過ごしているうちに
私が忙しくしていると
祖母をおトイレまで誘導してくれたり
話し相手になってくれる様になりました
たぬき先生も
決して祖母を邪魔にする事など無く
祖母もたぬきっずの一員として見て下さり
祖母に手を貸して下さったり
昔話を聞いて下さったり
合宿の時などは
祖母が困らない様に車を出して下さり
とても大切にして下さいました(o^^o)
ボランティアの
おばさま方やおじさま方も
母達も
祖母をとても大切にしてくれて
舞台当日は
走り回らなければならない私の代わりに
楽屋で祖母の介護をして下さり
どんなに助かったかわかりません
私達親子は
どれほど救われたかわかりません
もしあの時
姫達が歌舞伎をやっていなくて
家族だけの狭い世界で介護をしていたら
家庭は崩壊していたかも知れません
気持ちを切り替える時間が持てる事は
認知症の介護をしている家族にとって
どれほど大きな心の癒しだったか・・・
ただただ
感謝の想いでいっぱいです
姉姫は今
子供達の成長に伴い活動休止中の
大江戸こども歌舞伎
信楽会たぬきっずを
復活させる為に動き出しました
姉姫や妹姫が育った
もうひとつの大きな家族
信楽会たぬきっずで
自分達が経験して感動して
学んできた人を思いやる心を
次の世代の子供達にも
伝えたいのだと思います(o^^o)
活動休止してすでに４年近く経ちますが
ありがたいことに
今でも慰問公演に来て欲しいと
老人ホームからオファーがあります
子供達が一生懸命に演じる舞台は
私達が驚くほどのパワーを秘めています
老人ホームの慰問公演では
何度も奇跡の様な瞬間を
目の当たりにして来ました(o^^o)
歩けなかった方が
ご自身で立ち上がって歩いていらしたり
ご家族の事も思い出せなくなってしまった方が
子供達の演技を観て下さっているうちに
生き生きとした表情になり
大向こうを掛けて下さったり
例え大きな立派な舞台で無くても
全力投球するようにと
たぬき先生にご指導頂いた子供達は
普段接する機会が少ない
ご高齢の方々と触れ合う事で
精一杯の力で演じる事で
何物にも代え難い感動を
両手いっぱいに持ち帰るのです
たぬきっずを復活させる為に
姉姫はこの大学での４年間
様々なチャレンジをして学びました(o^^o)
妹姫も同じ夢に燃えています(o^^o)
めざすは来年の春の復活公演
私はこれから(o^^o)
だんな様の手を取りながら
姫達を裏方として支える日々が
始まるのかも知れません(o^^o)
感謝の心をパワーに代えて
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