第23番薬王寺から室戸岬の先端にある第24番最御崎寺までは今回の巡礼での最長区間約80キロの道のりである。
午後3時過ぎに走ること2時間、牟岐町まで来る。ここで全国的にも珍しいうどんを取り扱うローソンを発見。
かけ¥190、なかなかのコシで讃岐っ子も満足の一杯に出会う。
そろそろ日も傾き始めこれ以上進むのは危険と判断。ここで野宿を決める。
屋根もない。トイレもない。水道電気当然ない。でもここには美しい海がある。
最高の宿だ。
日の出と共に出発し室戸目指して南下する。しかしここには何もない。空と海と山があるだけ。
そして走り続けること7時間、ついに室戸岬に着く。
道中何がキツかって、とにかくトンネルがキツい。歩道のない長く暗いトンネルが至る所にある。横をビュンビュンと車が通り抜け自転車にとっては極めて危険。
若き空海が修行したと言われるミクロ洞でしばし瞑想。
ここからの景色を見て空海と命名したらしい。
巨大な空海像を通過して
中岡慎太郎の像を通過して
さて、最御崎寺へと向かったとき、急な上り坂が立ちはだかる。ひたすら自転車を押して登ること小一時間、ようやく最御崎寺へ着く。 朝から60キロを走った後のこの坂はまさに地獄の修行である。
そういえばここに来てめっきりお遍路さんを見なくなった。昨日まであんなに賑わってたのに。お寺の人に伺うと『平日はこんなもんですよ。』
あ、そうだ。世の中ゴールデンウイークは昨日で終わったんだと気づく。
難関のひとつ最長区間をクリアするが、試練はこれだけではなかった。
さらなる試練が二人を待ち受けているが、この時はまだ知るよしもない。