高2自殺で教諭の指導は「妥当」 北海道教委

 

北海道稚内市の道立稚内商工高(川崎博正校長)2年の男子生徒(16)が携帯電話サイトの書き込みで教諭から指導を受けた後に自殺した問題で、道教育委員会は2日、「対応は基本的に妥当だった」とする調査結果を発表した。

 

生徒の父親によると、生徒は停学処分になると言われ、自殺前にノートに「停学は重過ぎる」「お前の罪は重い。死ねと言われた」などと書き込んでいたという。学校側は「そのような発言はない」と反論、道教委が事実関係を調べていた。

 

生徒への指導は生徒指導の教諭が2人ずつ交代しながら計約3時間にわたり行われたが、道教委は「指導中に別の問題行動が明らかになり時間を要した」とし、「事案の重大性をかんがみても行き過ぎた指導とは言い難い」と結論付けた。「死ね」という言葉については、聞き取りをしたすべての教諭が発言していないとした。

 

生徒の父親(46)は「指導には配慮したというのなら、なぜ親を呼ばなかったのか。3時間も行う必要があったのか。教師は見舞いや線香を上げにも来ていない。誠実さが感じられない」と憤っていた。

2008/09/02 11:49 【共同通信】



情報ソース 47NEWS(よんななニュース)

http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008090201000237.html