面白かったです。美学だの何だの言っていたスパナは何やかんや言って、良い奴だなと再確認する話になったし、やはり物語後半になってから鍵を握る人物だなぁって思いました。

 

細かなところを言及していくと、まずスパナかな。

初回に出てきたスパナは、私の印象だと非常に冷静沈着で孤独な人物。錬金術ないしケミーを管理する「組織」に対し従順な人物。この印象については裏切ることもなかったけど、今回の話で付け加えるとすると、礼儀正しい人物である点かな。

 

序盤で宝太郎の母親が営む食堂で食事を食べているところとか、宝太郎の母親に「借ります」と一言述べてから台所を使っているところとか、しっかりと礼を述べてから食堂を退出しているところとか……もう男としての「美学」が備わりすぎて語彙力が危うく紛失するところでした。あと、危険な目に遭ったりんねにしっかりと謝っていたところも良い奴だなぁって。

 

あと宝太郎の手助けもありながら戦ったという点。ここについては宝太郎の「何がなんでも救わなきゃ!!」という真っ直ぐな性格も出ていた結果、今回の敵を倒すことが出来たと思ってる。スパナ一人じゃどうすることも出来なかったし、逆に宝太郎一人じゃどうすることも出来なかった。二人で戦わなければ勝てなかった。つまりこの話を通じて、宝太郎とスパナの互いの心境を変える重要なターニングポイントなんだなって思います。

 

で、その宝太郎。何でも出来るスパナに対して妬んでいたみたいだけど、何やかんや言ってスパナのことを「仲間」だと思ってるよね。でなければ料理なんてそもそも出さなかったし、助け船出すこともなかったし。……まあ、そもそも彼は純粋でかつ真っ直ぐな性格だから、今回の話が出来たんですけどね。

 

その他としてりんねとミナト先生、それに黒幕三人。

りんねはあまり言うことなく、やはり父親に対して思い詰めている様子でした。今後の物語を握るなぁ……。

 

ミナト先生は錬金アカデミーの情報網を駆使していました。恐らく彼は「組織」と何かしら繋がっているのかな。

 

黒幕三人は普通。ただ、センターにいるアトロポスの目が赤かったです。何かしらの暗示なのかな。その他二人はあんまり印象残ってないけど、前半で退場するつもりなのかな。

 

 

 

余談で語るけど、今回の敵で目立った鉛崎ボルトは別の意味で面白かったです。いちいち演技がうるさかったし、何回か悪意を生み出せそう(小並感)

そのうちドンブラみたく、何度かマルガムになっちゃうのかな(すっとぼけ)

 

 

 

 

まとめ

こんな感じです。面白かったです。