残り僅かですね。今回の話も面白かったですし、最終話が気になりすぎて早く見たいです。

ちなみに「CODE」の感想記事は察してくれ。

 

 

 

今回の話は「毒親」がテーマだね。本筋はあんまり絡むことなくこの話はテーマ単体で終わった感じがするけど、それでも面白かったのはやはり脚本の裁量が凄いってことだね。はい。やはり藤原竜也主演の映像化作品は外れがない。(偏見)

 

あと浅村先生のキャラが変化していったからこそ、この場面が描かれたところも多々あって感心した。最初は教師としての鑑をただ維持していただけであり、化けの皮を剥がしたら本当は弱い人間の一人だったけど、物語を通して「教師」そのものという姿に変化していっている気がしますね。良作の予感。

 

毒親

今回の話は「毒親」で今まで描かれることのなかった保護者の姿が描かれました。尾崎香澄の保護者(?)が教育委員長だってことは薄々分かっていたけど、少々衝撃は薄い。まあ、そこはドラマの焦点ではないから気にする価値はなし。
 
けどそこで思ったこととして、尾崎教育委員長はクズってこと。「俺が望んだわけじゃない。母さんが望んだんだ」という台詞、あからさまに責任転嫁している証拠になるし、こういう人は大体上から蹴られて世間からバッシングを受けるタイプの人間です。後先を考えない大人の一人。
 
話が逸れてしまったけど、今回の話で学んだことは「中学生はもう立派な一人の人間」だってこと。作中でも言っていたけど、毒親は基本自分の価値観を子どもに押しつけて自己承認欲求を満たしているだけ。そう言う人って大体子どもを人間だと思っていないし、自分の駒だとしか所詮思っていない。
 
じゃあどうすれば良いのかって言うと、「子ども(中学生)は立派な一人の人間」ということを毒親に認めさせるべき。でなければ最悪のケースに至る可能性だって十分あり得る話だし、作中のように子どもが親を刺し殺したり、自傷行為に発展することだってある。そうならない為には「子ども(中学生)は立派な一人の人間」ということを認めなければいけないっていう。
 
しかも言うと、作中の嶋田でも言っていたけど、毒親って過去自分が子どもの頃に受けていた態度を自分の子どもに押しつけている話だし、それが今度その子どもが自分の子どもを押しつける最悪な連鎖にはまる。色んな人達を見てきた刑事ならではの意見で感服しました。
 
 
……というより今回何も事件起きてないな。これは良い傾向なのか……?
とでも思っているとそれは脳死で考えている事になるので辞めましょう。どうしてかと言うと、第6話で嶋田が言っていた「スクールポリスで解決出来ない問題があって」という台詞がここに出てくるんですよ。
 
スクールポリスでしか解決できない問題がある=つまりそれは「教師は出来ない! 無理!」と初めから白旗を振っているような姿であり、それは本当にあるべき学校の姿なのかって言うこと。まあ要は考えろってことですよ。警察なんて所詮は「治安維持」の仕事でしか持っていないし、誰かを説教するような組織でもない。
 
今回の話で語り残っているのは本筋だけなのでそこも話しますけど、今回の場合はそこまで話す必要はない。というより、最終話で多く語ると思う。
涌井の保護者……父親なんですけど、めちゃ短期だなって思いました。あと人前で普通に子どもに手を出すのはちょっと……荒れてるなぁって語彙力失ってました。多分視聴者はこの行動に眉間に皺を寄せていたと思う。
 
でもここで一つ疑問。どうして涌井の暴行未遂事件について、あの父親は知っていないのか。もしあの父親が知っていたら当然学校に押し入って怒鳴りつけていたと思うし、教育委員会に出向いて教育委員会長に直接罵詈雑言を吐いてたと思います。そして公の場に晒して岡部を世間のバッシングに置いていた……というシナリオが出来なくはない。でも現実、そういう風にはなってない。
 
ここはあくまで私の推測だが……涌井の母親だけ知っていて父親だけが知らないということは、金銭的なことが絡んでいるのではないかと思う。涌井家族は少なくとも金銭的に余裕は無さそうだし、恐らく賠償金目当てで岡部を誘惑し、暴行未遂を起こした。そしてそこで賠償金を求めれば今後の人生について考える事はなくなる。
 
……ってこれ、普通に恫喝じゃん。
自分の立場が危ういから相手にお金をせびろうという野暮なことをするなんて、さすがの大人も考えつきはしませんよ。なんです、このできすぎたシナリオは……。
 

まとめ

ではまたです。最終話が楽しみ。