8月ですね。ここから暑さが一気に本格的になるのかとぞわっとします。

あと「真夏のシンデレラ」の感想が更新されない件、実を言うと見なくなりました。(笑)あれを見ていると時間の無駄でしょうがなく、あえなく脱落というわけです。

 

(と言っても過去に脱落したドラマがあるけど)

 

 

 

全体的な感想

今回の話は「いじめ」問題だね。現代的な問題でかつ、メディア露出が一番多い問題なので、折り返しの第5話にこういう問題をテーマにしてきたのは議論して欲しいという意味合いが込められているのでしょう。
で、今回も本筋は少し進んだ感じだし、浅村先生のターニングポイントとなった話でもある。面白いですね。
 

「いじめ」

現代的な社会問題でかつ、そこに人種問題を加えてくるという荒技が出てきました。
 
事の顛末から紹介していくと、浅村先生が顧問を務める男子バスケ部において「いじめ」が発生。浅村先生がいなくなった隙に西田たちがアレンを囲って「追い込み練習」と称していじめていく。バテてるアレンに対し、西田は「浅村先生に言えよ。(アレンの真似をして)僕、スタメン無理って」と脅していくものの、その光景を柴田先生に目撃されます。「朝練」と彼らは一応誤魔化しているけど、これって完全に話し声でバレているよね。なのに誤魔化すって相当自信があるようで……。で、鼻血を出すアレンを柴田先生は心配しているけど、アレンはそれを拒否。その全ての光景を嶋田が見守っていたという。
 
まあ、彼の場合は全ての会話を盗聴しているから分かってるんだろうな。うん。
それで、職員室でそのことが話題になり、どうやら浅村先生が西田からアレンにスタメンを変えたことで「いじめ」が発生したことが判明。ということは、動機としてはスタメンを奪われたからということになるね。
 
その後の場面も続くけど、要するにいじめている理由って「スタメンを奪われた」だけでなく、「見た目で贔屓されてスタメンに選ばれた」という点にも繋がる。今回の場合、「黒人」だからと言う点だけで市原を殴った疑いがアレンに向けられ、その結果「いじめ」が過激化してますし。
 
私が思うことなんだけど、中学生って大体「見た目」で選んでいるんだよね。まだそこまでアイデンティティが確立していないし、自分の気に入らない「見た目」があったら徹底的に叩く性質があるし。そこに人種問題を持ってきたのは偉いと思います。
 
話をドラマに戻します。
いじめが過激になった結果、アレンは半グレ集団:オクタゴンのたまり場に向かってしまいます。アレンはそこと昔知り合いになったのかな、オクタゴンの仲間たちも彼のことはご存知であり、市原を襲撃したのも彼らでした。
 
半グレって嘗められない為に拳をぶつけ合う、という元から血の気が多い人間が多いし、そりゃアレンが望んでなくても彼を西田と一緒にいじめていた市原を襲撃するわけですね。オクタゴンのこの理屈もおかしいけど、いじめが起きた理屈もおかしいし、どういうわけか今回の話は訳分からんものばっかりですね。はい。
 
その後。西田はアレンが運んでいたばった物を川に投げ捨てたことにより、オクタゴンに連れ去られましたとさ。因果応報ですね。いじめたから必ずそういうことが起きるし、自業自得ですよね。変な理屈立ててアレンをいじめるし。あと、アレンをバスケ部を誘ったのは誰なんですかね。自分であることを忘れてるんですかね……。まあ、所詮中学生はそんなものだし、致し方ないか。……いやいや、あるあるある……。
 
西田がオクタゴンの彼らにリンチしてハラハラ展開が続くと、嶋田と(なぜかいる)柴田先生がいました。柴田先生って本当に生徒のためなら何でもするよね。良い先生だし、生徒から好かれてそう。……すぐに気絶するところは除いて。
先生で言えばなんですが、浅村先生とアレンのこの時の掛け合いが結構印象的だった。
 
これまでの浅村先生は何かと空回りが続いていたんだけど、今回は良い役割に走っていました。彼女に関わる過去のシーン(学級崩壊シーン)が挿入されていましたし、恐らく二度といじめを起こしたくない! という思いで今回アレンを何とかして説得したんでしょうか。
「背を向けたら絶対後悔するよ!!」と言う台詞。彼女らしくて実に良いと思いますし、成長を感じさせるものだと思います。
 
で、最後いじめは無事に解決。というより、理由がかなり肩透かしを食らうようなものだから、そこまでいじめとしては深い問題ではないかなって。1話完結で終わらすのはそのぐらいが丁度良いぐらい。
 

まとめ

こんな感じ。ではまた。