もう第3話なんだと思うと、時間が経つのは早いなぁって思います。

 

 

 

全体的な感想

今回の話もまた現実とリンクするようなお話でした。というより、タメになるような話ばかりだったので心にグサッと来た人が多く居たんじゃないかなと思う。
それに、今回の話はこのドラマでやりたいことが一番見えてきた話でもあるし、「3年A組」と同じように現実に問いかけたいドラマにしたいんだなって思った。
 
このドラマって長台詞が印象的で、どこかの記事サイトもそう書き立てていたはず。長台詞って絵面を退屈させるから、視聴者を飽きさせないように映像に工夫を凝らすんだけど、このドラマは敢えてしてない。それは何故かって言うと、
「面と面と向き合って話して欲しい」。この言葉を軸にしてドラマを制作しているから、長台詞が印象的でかつ名台詞が出る訳なのです。
 
私的には「3年A組」と同じように流行って欲しいドラマであって欲しいし、このドラマを見て感化されていった視聴者たちは考えを改め直して欲しいと思う。私の偏見で申し訳無いけど、昨今の人間ってちゃんと面と面をぶつけていない気がするんだよね。互いにビビって言葉を交わしていないと思うし、人間関係ばかりに目が向いてちゃんと面と面をかわしていない。大人はまだしも、高校生がそんなことをしていなかったら偏った考えになってしまうと思うし、偏ったアイデンティティが確立・形成されていってしまうのではなかろうか、と思ってしまう。
 
そんなことをこのドラマが伝えたいことだと思います。
 

九条里奈・鵜久森叶

この二人がとうとう協力し合う関係になってきたね。
まあそう言う展開はある程度読めていたし、予定調和だなぁって気がした。でも、今回に関しては鵜久森に目線が向いてしまった。
 
担任入れ替えを要望する嘆願書を職員室に提出された後、彼女が向かった先は阿久津由利と東風谷葵。この二人を中心にして嘆願書が提出されたこともあり、彼女が向かったのは当然。中心から攻めていけば周りも崩せるもんね。
けど、彼女がその目的で向かったのではなくて、「友達づくり」で向かったのは少し意外だったなぁって思う。
 
鵜久森っていじめられていた側の人だったわけだし、何より「友達」を作ったことがない。そんな彼女が阿久津と東風谷に近づいて行ったのはナイス選択だと思うし、そこで「友達」になって欲しいと言ったのもナイス。
 
九条里奈については今回メインで動いた訳ではないし、そこまで目立った行動をしているわけではないので省く。まあ、今回の話は生徒メインだから仕方ないです。
 

眉村紘一・日暮有河

この二人でした。九条里奈の殺害予告を黒板に書いたのは。
工学研究会の二人が天井のカメラに対し細工をしたこと、そしてその大体の理由も九条里奈にバレていましたし、私も薄々気づいてはいた。ちょっとびっくりしたけど、動機からしたらなるほどなって思う。
 
彼らの動機って要するに「平凡な日常を戻したい」ということ。けど教員である大人に言ったって何も変わるのかって言われたら、それは変わらない可能性が高いと(勝手に)思うことだし、だからあえて殺害予告という形を取ったのかなって。
まあそれってガキの浅知恵になるわけだし、九条が学校から去った直後に相楽に楯突いていることから、元々から彼のことを嫌っていたということになるね。
 
今回見られたように、スクールカーストが早くも軟弱になっていることが分かると思う。
だって「おもちゃ」にしていたクラスメート(ここでは鵜久森)が先生にばれ、そして先生に保護されるようになる。結果的にそれは自分たちの思うままに行動することが出来ないわけだし、そりゃあ九条里奈対策委員会みたいなグループを作るしかないだろうなって。子供だましだけど、まあ正味大人っぽいような気もします。どうせガタがきてすぐに崩壊すると思うけど。
 
それで、九条が共犯になると分かった暁には、この二人は相楽に「ハブってくれ!!」と懇願。当の本人たちは嫌われていることは知らないようですけど、彼らにとって見ればこれ以上ない好都合なんじゃない?
だって嫌いで嫌いで仕方なかった人に対して「嫌いだからハブられてくれ!!」って言ってるようなものでしょ? それってもし私がその立場だったら、喜んで言いますがな。だって人間、嫌いだなって思った人には二度と関わりたくない性質の生き物ですもの。
 

阿久津由利・東風谷葵

この二人はクラスの中で頭が良いと言われていました。それが故に、奴隷扱いされてしまう。
恐らくはスクールカーストの立ち位置だと下層にいるぐらいかなと。彼女らもまた相楽たちを嫌っていたのでしょう、指示されているときの態度が嫌そうでしたし、「絶対に振り向いてやるものか!!」って思っていそうだったし。
 
でもまあ、彼女らが鵜久森の友達になる動機が浅い気がするんだよな……。もとより掘り下げが浅いということが主なんだけど、あまり心に響かなかった気がする。学園ドラマってそういうところが難しいですよね。
 
とは言え、江波美里と金澤優芽の指示を振り切ったのは偉いことだと思う。この二人って見た感じ何か裏がありそうな感じだし、大人ぶっているただのクズな感じがする。責任転嫁している点からもそうだし。
 

相楽瑠偉

彼、絶対裏があるよね。
スクールカーストで頂点に立っている彼だし、肩をぶつかれて軽く謝られた生徒に対してムキになっているところを見ると「うわっ……」ってなった。けど、なんだかそれって裏がありそうな感じだし、わざと強い自分を見せて弱い自分を隠そうとしている感じがして胸糞悪い。まあ、この辺はドラマで切り込みがあると思います。
 

まとめ

第3話はこんな感じ。誤字脱字があったらコメントで教えて下さい。
ではまた。