最終回が近づくに連れてギーツが面白くなってきましたね。

掘り下げは若干足りない気がするけど、やりたいことは分かっているし、そのための”ドラマ”がいくつか出来ているので良いなぁって思う。ギーツは私好みの作品です。あと、キャラクターの扱いもまあまあ上手いし。

(ちなみに一番好きな令和ライダーはセイバーです)

 

で、ギーツの次はガッチャードだと正式に発表されましたね。私としては毎回担当される脚本について調べるのですが、なんとあの長谷川圭一氏がメインライターの一人と聞いて正直嬉しかったです。

とうとう、彼がメイン担当になる日が来るなんて……。←

 

とは言っても、正直あんまり期待してないし、『セイバー』の焼き増しになるんだろうなぁって思います。だって、制作スタッフの布陣がどうみても既視感バリバリですもん。

 

なぜ焼き増しなのか、画面をスクロールしてくれれば理由が二つほど読むことが出来ると思います。

※私個人の理由ですので、バリバリコメント欄で意見申しても構いません。ただ、誹謗的な発言は容赦無く削除致しますが。

 

 

 

理由1.制作陣

最大の理由です。
 
脚本は長谷川圭一氏と内田裕基氏のW脚本となっていますが、この二人は令和ライダー二作目『仮面ライダーセイバー』を執筆した方々です。
『セイバー』に関してはあまり詳しく言えることはありませんが、序盤が制作側が見ても明確にグダグダしていたことは明白で、そのために『リバイス』の前半は分かりやすい構造になったでしょう。というより、『仮面ライダー』はあくまで大多数の子どもが見るものだし、それに伴って老若男女の人達も見るはずだから分かりにくいのは脚本として無しです。
 
そのため、五作目の『ガッチャード』は恐らく『セイバー』の序盤の反省を生かしつつ、なるべく既視感の無いように作られるのかなぁって思います。ただあくまで東映だし、いくつか既視感が見られてしまうところは見られてしまう、そんなところだと思うし、創作は大体そんなもんかな。
 
あとプロデューサー。テレ朝側の方はご存知ないので飛ばしますが、東映側の方は『セイバー』でプロデューサー補助を担当されていた方なので作風が似ることは確かなものになると思います。なるべく焼き増しにならないようにするのが彼らの務めでもあると思いますが……。
 
後は変わらないメンバー。特に言うことはありません。
 

理由2.物語(あらすじ)

ここも何だか『セイバー』と似ている気がするのは私だけ?
とりあえず引用しておきます。
 

101体の《ケミー》を探せ!神秘のカードで《ガッチャ》して変身!!

《錬金術》とは、異なる組み合わせによって“金”を生みだそうとする技術のこと。その神秘的な研究のひとつには、人工的に“生物”を生みだそうとする試みも含まれていました。今作では、それらの実験が人知れず成功した現代を舞台に物語が繰り広げられます。
 そんな 『仮面ライダーガッチャード』の物語の鍵となるのは、錬金術がもてる最高の技術を集めて造られた、《人工生命体(モンスター)ケミー》。ケミーはバッタやSLなど、この世に存在する万物を模して造られた生命体で、その数は101体。それらは《ライドケミーカード》というカードに保管されていました。
 ところが、慎重に保管されていたはずの彼らがカードを飛び出して、一斉に開放されてしまいます。偶然、その事件に巻きこまれてしまった主人公の高校生・一ノ瀬宝太郎(いちのせ・ほうたろう)は、仮面ライダーガッチャードの変身ベルト《ガッチャードライバー》を託され、世に放たれたケミーを回収する使命を与えられるのです。

 ケミーは善なる心と響きあえば、人間の仲間となる心強い存在。その証拠に、宝太郎はライドケミーカードをガッチャードライバーに装填することで、ケミーと融合して仮面ライダーガッチャードに変身します。
 一方で、ケミーは人間の悪意と結合すると、《怪人・マルガム》を生みだしてしまう危険もはらんでおり、まさに善と悪、表裏一体の性質を持っています。

 宝太郎の口グセは、「ガッチャ!」。これは「やったぜ!」や「つかまえた!」を意味する英語のスラングですが、宝太郎は101体のケミーすべてを「ガッチャ」することはできるのか!?9月、まだ誰も見たことのない、仮面ライダー伝説の幕が上がります!

ピカピカのブルーメッキボディ!マスクの矢印マークがチャームポイント!

 新たな仮面ライダーが発表されると注目を集めるのはそのフォルムですが、ガッチャードの特長はブラックスーツにまとった、明るく輝くブルーのボディ。燦々たる太陽の光に照らされるとまぶしいほどにきらめき、主人公・宝太郎の明るく元気いっぱいな性格を体現しているかのようです。さらに、マスクの複眼部分が2つの矢印を向き合わせたようになっているのも、大きなチャームポイント。2つの力を融合させて倍以上のパワーを生み出す、錬金術師らしさを表現しています。
 宝太郎は2枚のライドケミーカードを選び、ガッチャードライバーで錬金することで仮面ライダーガッチャードへと変身します。今回解禁されたキービジュアルに描かれているのは、バッタのケミーである《ホッパー1

ワン

》と、SL(蒸気機関車)のケミーである《スチームライナー》を組み合わせて変身した姿、《仮面ライダーガッチャード スチームホッパー》です。
 ライドケミーカードの数は101枚。今後、組み合わせの妙によってどんな姿のガッチャードが登場するのか――その可能性は無限大!ワクワクが止まりません!

 

 

で、『セイバー』のあらすじ。

 

 

 

錬金術も剣士も、古代あるいは中世の職業なんですよ。

それを『仮面ライダー』にしている時点、もっと言えば、組み合わせて変身! とか言っている時点で物語的に『セイバー』とどこか似ているなぁって思うんです。

 

ただ、違うとしたら主役。

『セイバー』の主人公の職業は小説家だけど、『ガッチャード』の主人公は分かっている範囲だと高校生。この辺については良い設定だし、『セイバー』と上手く分けているかも。

 

理由1と2を踏まえて

結局のところ、『セイバー』と似てしまう、似てしまわないかは今後の物語に寄ります。はっきり言えば。
私も無論リアタイするし、何なら毎週しっかりと感想を述べます。
 
だけど、この設定を考察するに、「ああ、まだ東映は玩具で遊んでいるんだなぁ」ってしか思わなかったです。
『シン・仮面ライダー』から何を学んだんでしょうか。あの作品も何かと言われていますし、私も主に言えばバックボーンが足りないなぁって思うところもあるけど、あの作品はできるだけ玩具をカチャカチャと言わさず、ノスタルジーを守りつつしっかりと石ノ森ヒーロー像を語った作品。そして言えば、あの作品がもっと褒められているものであるなら、特撮界隈に考察組がポンポンと出てきたと思います。
 
持論なんだけど、東映は玩具販促もありながら物語も考えなくてはいけない、凄く難しいことをやっているわけだけど、私からすれば少し考えて楽なことなんじゃない? って思う。
例えば、『ゼロワン』。あの作品はSFチックだし、子ども受けはバチバチにする作品だからドラマをしっかりすれば、販促もしっかりとやれて玩具も後に売れる。売れ残ることはあまりないのでは? と思う。(『セイバー』、『リバイス』も同じ事が言える)
 
けど玩具が売れていないのは何でだと思う? それは東映がイマイチ物語を作り込めてないから。
東映がもっと本気を出してくれれば物語を作り込めると思うし、いつかの作品で『新幹線大爆破』とか『仮面ライダーファイズ パラダイス・ロスト』みたいなレベルで作ったら玩具も相当売れると思うし、売れ残るようなことは無くなるはず。
 
まあ、玩具販促については演出面でほぼ可能な側面もあるんだけどさ、演出は脚本があってこそだから、脚本がしっかりと作り込めていれば演出も成り立つと思うし、販促もしっかりとやれる。
 
『仮面ライダーガッチャード』で私が期待していることとしては、今作品のメインライターを務める長谷川圭一氏と内田裕基氏。長谷川圭一氏については、『仮面ライダーゴースト』・『仮面ライダーセイバー』でそれなりの実力を示されているし、何せ事実上の降板、からの東映と不仲説が噂された(私が勝手に言ってるだけ)福田卓郎氏の代わりを務めていらっしゃるぐらいの実力の持ち主だし、期待出来るのではないかと思います。
 
そして、もう一人の内田裕基氏。彼は『リバイス』で筆を執ったことで少し評判について懸念を示している方々が多いと思うのですが、私からすれば、彼にとってこれは好機だと思われます。
 
恐らく、彼が筆を執った作品(TTFC)『仮面ライダージャンヌ&仮面ライダーアギレラwithガールズリミックス』の評判が良かったことから、今回メインに昇格されたと思います。
まあ、それだけで懸念が払拭されるかというとないと思うし、『リバイス』と言う文字でアレルギー反応が来すのは皆一緒だと思います。知らんけど。←本編見てないし途中で脱落したから詳しい事は言及できない
 
それでも、今回メインライターに昇格出来たのはある程度の実力が認められた、と言っても良いと思います。私は彼が筆を執った話について見てないので無論詳しく言えることは不可だし、果たして彼はどんな物語を描いていくのか、どんな物語を視聴者たちに魅せていくのか……。そこのところ、私としては気になるところであり期待しているところです。
 

まとめ

最終的に言えることとして、私は『仮面ライダーガッチャード』について期待値少し多め、だけど半分懸念、と言ったような気持ちで見るかも知れません。その半分である懸念材料は『仮面ライダーセイバー』の焼き増しになるのでは……? というものです。まあ、制作陣を俯瞰すればの話だし、今までの令和ライダーの話からすれば……、という点から考えられる私の意見ですので……。
 
長々とした駄文を最後まで読んで下さりありがとうございます。ではまた。