眠れないとついスマホやらタブレットやらを手に取ってしまうのは、電気をつける気がなくて本を読むって感じでもないから。
23時に布団にもぐって、1時に目がさめて、3時に目が覚めて、4時に目が覚めたらあきらめて起きる。
インストールしてあるパズルゲームの続きをする1時。
youtubeで睡眠用音楽を流してみる3時。
Twitter開いてあと1時間か2時間寝れるかな・・・・いや無理だな!と部屋の明かりをつける4時。
スマホの灯りは夕方の明るさに近いため、睡眠の妨げになる、というような記事を読んだけど覚えてる通りの記事だったかは曖昧。
逆に言えばいつでも真夜中に夕方に立ち戻れるのだ。
西の空がオレンジからブルーのグラデーションになっていて、空気が鼻にひやっとする。街路樹の葉が赤くなるにつれどんどんふりおりてきて、通りを歩く人がトートバッグからネックウォーマーを取り出している。
建物が影色を濃くして、窓からストーブのように灯りが漏れる。
それを思い出す1時。
どこかで焚火をしている。木の葉が燃える匂いがたちこめていた。
秋だねと言い合う人。
明日を望まないとしてもまた空がインディゴからライトブルーに染まる。
朝焼けをじっと見ることになる、今夜も。
そんな風に文章をだらだらと打ち込むのも、寝付けない夜によくすることの一つ。