A trip to remember who I was.
自分が誰だったのかを思い出す旅。
四十時間の笑い、四十時間の笑顔──
凝縮された喜び、激しくて、確かなもの。
かつて毎日こんなふうに生きていたのだと、
思い出させてくれる時間。
そして戻る、感情のない土地へ。
動かぬ顔、
抑えられた声、
記憶をかき消す沈黙の中へ。
感情を見せることを許されなければ、
自分が誰だったか思い出すのは難しい。
けれど四十時間、確かに思い出した。
そしてその記憶だけで、
次の空が開く日まで生きていける。
**新しい場所には行かなかった。
選んだのは懐かしい場所。
ホテルは、かつて暮らしたアパートの隣。
ラチャプラソン交差点、エラワンの祠の向かいに建っている。
同じ道を歩いた──
セントラルワールドへ、BTSのスカイウォークを通って。
あの頃の週末と変わらない時間。
だからこそ、好きだったのだろう。
その時間だけは、
バンコクを訪れていたのではない。
自分自身を訪れていたのだ。**
ここがオレのアナザースカイ。
バンコク――命を張った勝負をしていた頃。
Forty hours of laughter, forty hours of smiles —
compressed joy, intense and real,
a reminder that I once lived like this every day.
Then back to the land of no emotion.
Back to faces that do not move,
voices that do not rise,
a silence that erases memory.
It’s hard to remember who you are
when you are forced to show nothing.
But for forty hours, I remembered.
And that is enough to keep me alive
until the next sky opens.