早速予定を入れた
土曜日
午前中歯医者に行ったあと
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お昼は地元のピッツァ(ピザではないんだそうだ)ナンバー1を決めるイベント
MCはラジオのDJをやっている友人で、ほかにも友人が集まっていた
特に感想なし
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午後は別の友人のラジオ公開録音とそれに付随した「人を惹きつける話し方」セミナー
アナウンサーがやっているこの手の話し方教室には以前も参加したことがあるのだけれど、全く刺さらない
まずは声の出し方
これはボイトレと全く一緒だから目新しいものはなかった
次にノンバーバルコミュニケーション
これも散々トレーニングしていることだから既知
そして言葉選び
知らない言葉を使うとそこで止まってしまうからやさしい言葉に置き換える
これ、ものすごく色んなところで言われていることで、おそらく社会全般の趨勢としては正しいのだと思う
そういう意味ではボクのターゲットセグメントはマス顧客ではない
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夕食は地元の若手弁護士と新聞記者さんと会食
ボクのターゲットセグメントはこの層
ボクはわざと彼らが知らないであろう言葉を使う
知らない言葉をすぐに調べて吸収しようとする人がボクのターゲット
世の中には、
知っていることを聞いて安心する人、「あ!それ知っている!」といい気になる人
(こういう人は知らないことには心を閉ざす)
と
知っていることを聞くのは退屈と思う人、「そんなの知っているよ、つまらない」と思う人
(こういう人は知らないことには興味を示す)
がいるのは塾で観察済
そして前者は勉強ができない子、後者は勉強ができる子
ボクには前者のお守りは荷が重い
後者にボクの知っていることを伝えるのがボクの役目だと思っている
手取り足取りなんか教えないよ、自分でやんな
それでついてくる人だけを相手にしたい
そして若者と接点を持つのにはもう一つ目的がある
若さを吸い取るため
ボク、バンパイア。アンノウンの吉田鋼太郎
歳を取って加速装置の効きが悪くなったので1日が24時間しか使えなくなった
全然足りないのでやりたいことができてない
YouTube
チャンネル作ったけど全然あげていない
若者に「もっとボクの話を聞きたい」と言うように仕向ける
まんまと本人たちは自分の意志でと思いながら「もっと話を聞きたい」と言い出す
さんざんナッジなんて簡単なんだよ、こう言ったら相手がどう思って、どう行動するかを考えながらカードを切るんだよなんてヒントをあげてるんだけど気づかない
弁護士も新聞記者もそういう駆け引き必要でしょ?しっかり身につけな
「オンラインでサロンどうですか?オンラインなら地域の制約がないですし」
「YouTubeとかにあげてください!そうすればいつでも見られるし」
という若者のニーズがあることを実感できればこっちもやる気になる
こういう意見を引き出すために会ってるわけ
だから長いモノには巻かれるその他大勢ではなくて、ちゃんと自分の意見を言える若者限定
まちなか活性化とかをわちゃわちゃやってる子たちは相手にしても無駄だと思い知らされた
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そして日曜日
銀行時代の同僚とかつての上司で小説ハゲタカのドラマ化当時、モデルにならなかった人が私財を投じて軽井沢に建てた美術館を拝観しがてらもろもろの相談や作戦会議
モデルにならなかったというのは、上司が銀行をスピンオフして投資ファンド立ち上げる準備をしているとき(もちろん金主は銀行)を同じく、テレビ局では小説ハゲタカのドラマ化して撮影を始めていたそうで、悪役ファンドの名前が「ホライズン・インベストメント・ワークス」
上司が立ち上げるファンドの仮称はホライズン・キャピタルだった
あるときテレビのプロデューサーから連絡があって、「実は今撮影してるドラマの悪役の名前がホライズンでして....」と改名をお願いされたという話を当時聞いた
そして急遽ファンド名を変更して設立となった
だからモデルにならなかった人w
設立当初の金主は銀行だったが、その後あの大和田常務と意見が衝突し、上司は独自の投資家を開拓していったのだった
日曜日も「あの10年は地獄だった」と遠い目で語っていた
そのうちこの話もドラマ化されるんじゃないだろうか(ハゲタカの実際のモデルは緑の銀行)
一緒に行った同僚は周囲からは変人扱いされているが(空気を読まないから)、ボクは人によって意見を変えない、自分の意見を持った安定感が信頼できると思っている
そしてまた奥さんがいいんだわ
思えば軽井沢で会った人、全員東大....田舎の馬の骨東大じゃなくて、サラブレッド東大
武蔵とか学附とか桜蔭とか麻布とかJGとか
学歴を肩書として見てるわけじゃなくて、まぁもうホントにボクとは手も足も出ないくらい雲泥の差があるわけ
頭がいいだけじゃなくて、いろいろな経験とか、立ち居振る舞いとか、何もかも圧倒される
あぁ、東京にいたときはこんな感覚だったなぁと忘れていたことを思い出す
海外にいるときは、国際性みたいな属性の価値が上がるので、まだ太刀打ちしようがある(つっても彼らだって普通に帰国子女だし、ボクが圧勝できるわけではない)
東京では全く歯が立たないと思っていた
曾祖父がお札に印刷されてるとか、教科書に載ってるとかいう人がたくさんいて、国会議員の子供なんて全然珍しくもない中の馬の骨
東京は優秀な人も多いけれどそうでもない人も多い
軽井沢は違う
アウトレットモールや軽井沢銀座じゃなくて、あの得体のしれない謎の森の中の別荘のこと
あの辺に家を持ってる人は例外なく優秀
先祖代々優秀
親の七光りに照らされてはいるけれど、本人自身もピカピカに輝いてる人たち
うちの銀行には軽井沢に別荘を持ってる人がうじゃうじゃいる
支店の人なんて一人もいない
本部中枢の人ばっかり
自分で買ったんじゃない、前からある、そういう人たち
ボクなんでこんな人たちばっかりのところにずっといられたんだろう?という忘れかけていた気持ち
近況報告も兼ねて、この前地元私立中学校での講演会の話をした
中学生にとってびっくりの連続の内容も
彼らにとっては真新しいものはほとんどない
afgio;asdklkddkle:ddkal;dio;fr
abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
どっちが覚えやすい?と問題を出す前に
桜蔭奥さんから、「わたしフォトグラフィックメモリーないから、関連記憶の方しか覚えられない」と
はい、それが言いたかったんです....
北京/南京、アウストラロピテクスでは
学附が、面目躍如の空気を読まず、「南アフリカ。中学で習うんじゃないですか?」と正解し、
すかさず桜蔭奥さん「それを答えちゃだめなんじゃない?どうやって予想するかの話なんじゃないかしら」とたしなめる
はい、その通りです....
鉄板ネタが悉くネタバレするというね....
「銀行では3行で会話が済むところが、地元の職場では3時間かかる」
ボクはよくこれを知的レベルの差に起因するストレスであるという意味で使うのだが、この日感じたのは
地元での生活で、なんか目盛が狂ったなぁということ
ボク、3行以外のことをだらだら話してる....
3時間の会話に慣れてしまって、自分が話す内容の質までもが劣化している
やばい
言い訳するわけじゃないが、地元の人と話してるだけじゃ質の高い情報が全く入ってこない
まちなかわちゃわちゃからは新しいものは知ることができない
実際会って話さないと実感できないなぁと思った
(それにしてもいつも桜蔭の人(大体誰かの奥さん)と話すと思うのだが、男子ご三家より桜蔭さんのほうがすごい)
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という週末
STPのやり直しが必要と思ったのであった
東京に帰るか、地元に残るか
うーーーん....
東京に戻るなら、話の内容を2段階アップして、分かる人が知らないことを話さなければならない
これは難しい
特に一人で材料を探すのは至難の業
基本はみんな脊髄反射でできるようにトレーニングされているから、田舎で話す内容は全部当たり前
田舎で我慢する方が楽っちゃ楽
アヒルになれってことか....
ボクはアヒルではないけど
白鳥でもないってことか
雁だwild gooseだ
(何度も言っているけど、どちらが良くてどちらが悪いということではなくて、ましてやバカにしているわけではなくて、飽くまでも属性が違うグループ二つ、どちらにいたいか、どちらにいるのが快適かつボクが有用と思われるかという問題です)