私立の受験結果が出始め、生徒は欠けていく
雇われ講師になんかいちいち挨拶はなくて急にいなくなる
まぁそれはいいんだけど
今年の3年生は2年生のときから教えている
2年生のときから気付いていたのだけれど言えていないことが一つある
多分ずっと言えないだろう
学校で教えている一番最悪のウソ
理想をさも現実であるようにウソを教えるのはよくない
さらに、事実が苦ければ苦いほど砂糖をまぶして現実を歪めて教える
そんなの思い遣りじゃない
問題の先送りだ
騙されたまま大人になったら子どもがかわいそうだ
苦い味を知って準備させるべきだ
世の中は公平ではない
まじめにがんばっていればちゃんと評価されるなんてウソ
だからマーケティングがあるのだ
だから世界最高峰のMBAで大真面目にパントーンのカラーチャートを使って、何色が自分には似合うかのワークショップをするのだ
根暗なブスで成功してる人を見たことがない
愛嬌があったり、いつも笑顔ならまずブスには見えない
美人じゃなくてもブスではない
今年の成績1番の子(つっても平凡。トップ高校に行ったら埋もれるレベル)は根暗
今のままじゃキミは評価されない
笑えば可能性は上がる
明るくなれば可能性は上がる
明るくなるのは多分キミにとって勉強より難しいと感じることだろう
でも今の君のことを興味を持ってもらえるだろうか?
事実を知った上で、自分で判断しろ
公平であったらいいと思う
地道な努力が評価されたらいいと思う
でもされない
残念だけどそれが現実だ
言えないなぁ
たかが週3時間の塾講師の指導の範疇じゃないと自分に言い聞かせる