サッカーワールドカップカタール大会はアルゼンチンの優勝で幕を閉じました
日本とともに旋風を巻き起こしたクロアチア
モドリッチやコバチッチをはじめ、ッチで終わる名前が多いと話題でしたが、実は今回のクロアチアはそんなでもなかったんです
今回のクロアチア代表では、ッチで終わるのは控えメンバー含め26人中「たったの」18人
「たったの」なんです
ボクがワールドカップを見始めたのは1974年西ドイツ大会からなのですが、
1974西ドイツ大会のブルガリア代表は22人全員が「なんとかコフ」とか「なんとかノフ」のように「フ」で終わる名前でした
ブルガリアは1998年のフランス大会でもやってくれました。全員「フ」
その外にも、
1994年アメリカ大会のブルガリアは22人中21人が「フ」
1998年のユーゴスラビア(今のセルビアとモンテネグロ)も22人中21人が「ッチ」
2010年南アフリカ大会のギリシャは23人中21人が「ス」
2018年セルビアは23人中21人が「ッチ」
ッチって「息子」って意味なんですよ
「ノフ」「コフ」も同じです
なんとかコフスキー、なんとかコフスカヤも「〇〇の」
ロシアの名前はまたちょっと独特なルールがあってこれもおもろいんですが
これらのほとんどの国は東欧圏、(セルビアもクロアチアも旧ユーゴスラビア)つまりスラブ民族圏、そしてギリシャも含めればキリスト教三大派閥(日本ではカトリックとプロテスタントのことばっかり習って、ついつい忘れられがちな)正教会圏なんですね
向こうw(≒欧米≒アメリカ)と対比で、日本は単一民族国家だから外の意見を取り入れなくてダメみたいなメディアの論調がちょくちょくあります
ボクもそう思うことは多いんですが、
それは日本だけがダメなんじゃなくて、世界のほとんどの国がそうです
例外として、「向こう」ではなく、アメリカが移民国家だから多様なんです
欧州の国々だってここ100年くらいですよ、移民を多く受け入れるようになったのなんて
それまでは国=民族=言語=文化だったんだから
日本と同じで
ッチやフだけじゃありません。
英語でいえば
「なんとかソン」だって子孫なわけだし
「なんとかスミス」とか職業由来の名前はたくさんあるし
スコットランドのMc(マクドナルド、マッキントッシュ、マッカートニー、マッケンロー)や
アイルランドのO'(オニール、オサリバン、オコナー)も「子孫」って意味
クロアチアの名前で笑ってるけど
日本だって
権田、吉田、森田、鎌田、前田、上田
伊東、伊藤、遠藤
南野、浅野
田んぼ関連、野原関連、藤原関連の名前多いじゃん
日本の名前ってタ(ダ)とかトー(ドー)とかノで終わる名前が多いねw
ってなってるかもよ?
それにしても、ワールドカップでの名前にまつわる話で一番好きなのは
みんなおんなじ名前なんて当たり前のエピソードじゃなくて、こっち
2018、2022大会に連続出場のポーランド代表のディフェンダー JEDRZEJCZYK
彼がスローインする場面を背中から写した画像(名前が見える画像)のキャプション
「誰だ、オレのWIFIのパスワードを公開したやつ!」