ロシアの銀行をSWIFT(国際銀行間決済連絡)から排除されます
これで経済が混乱するとの懸念があります

お金って何を買うにも払うでしょ?お金が払えなくなるとモノが買えなくなっちゃいます

SWIFTというのは銀行だけが入れる連絡網、LINEグループみたいなもんです
グループに入るときに入念に本人確認をするんです
そうすると次からはその人から資金の移動の指図があったらめんどくさい確認をせず資金を移動します

銀行がお金を送るときは、実際の現金を送るわけではありません
銀行は、お互いに各種通貨の口座を持ち合っています
そしてその口座のお金から受け払いをします

しかし、全部の銀行が全部の銀行に口座を持っているわけではないのでそういう場合はリレーをするんです

例えば、三菱商事が、子会社である三菱商事アメリカにドル送金する場合
三菱商事アメリカは三菱UFJ銀行ニューヨーク支店に口座を持っているとしましょう
三菱商事東京は、三菱UFJ本店の口座を使って送金します
まず三菱UFJは東京にある三菱商事の口座からお金を引き落とします
それを三菱UFJ銀行東京にある三菱UFJ銀行ニューヨーク支店の口座に入れます

そしてニューヨーク支店に、「東京にあるニューヨーク支店の口座に入金しといたから、ニューヨーク支店にある三菱UFJ銀行本店の口座からお金を引き落として三菱商事アメリカの口座に入金してください」ってメッセージを送るわけ

この場合は本店と支店だからいくらでも連絡のしようがあるんだけど


これが例えば群馬銀行の顧客のお父さんがアメリカのジョージア州に留学している息子さんにお金を送るときはというと、群馬銀行はジョージアのピーチ銀行と口座の持ち合いをしてないんですね

じゃぁどうするかというとバケツリレーをするんです


群馬銀行はまず群馬銀行にある三菱UFJ銀行本店の口座に入金します

そしてそのお金をピーチ銀行にお金を送りたいと伝えます

三菱UFJ銀行本店はピーチ銀行ジョージア支店に口座を持っていません

だからまず三菱UFJ銀行ニューヨーク支店にさっきの要領で送ります

そして残念なことに三菱UFJ銀行ニューヨーク支店はピーチ銀行ジョージア支店に口座が無いので、ピーチ銀行ジョージア支店が口座持っているモルガン銀行本店に送ります

でモルガン銀行本店は、三菱UFJ銀行ニューヨーク支店の口座から引き落としてそのお金をピーチ銀行ジョージア支店の口座に入金します


それを確認したピーチ銀行ジョージア支店は、やと息子さんの口座に入金します


というのを延々とやってます


そして銀行には、ひたすら世界中の銀行とお互いに口座を開き営業をしている人たちがいます


この連絡に使うのがSWIFTなんです


1万円かそこらの送金なら詐欺にあっても諦められますけど、何十億、何百億の送金だとしたらメッセージがホンモノかどうか心配になるでしょ?乗っ取られてたら困るもんね?

だから入会するときによーく調べておくのがSWIFTなんです


なんか疲れたから続きはあとで