ジブリアニメ「耳をすませば」が

放映されていますね。

 

私はジブリ作品の中で

コレが一番嫌いです。

 

 

 

好きなものを語る事も好きだけれど

嫌いなものを、なぜ嫌いと思うかを分析するのも

面白いですよね。

 

 

「耳をすませば」

 

 

なぜ嫌いなのか。

 

 

 

恐らく主人公や登場人物に

私が一切感情移入や共感が湧かないから

ではないでしょうか。

 

 

 

主人公 雫は

学校に普通に通い

友人もいて

家庭も平穏

夢があり

恋もあり

 

 

まあ

あれだわ。

 

リア充爆発しろ!!!!

 

 

 

っていう事でしょうかね。

 

 

挿入歌の「カントリーロード」を意訳し

「コンクリートロード♪」なんてやりだす辺り

さぶいぼものです。

 

あの「カントリーロード」の

裏声での歌い方も

神経をぞわりと逆なでする。

 

 

 

 

他のジブリ作品とは違い

現代日本が舞台だから嫌なのか

というと、そういう訳でもないと思うんです。

 

ノンフィクション風味の「ほたるの墓」では

何度となく泣きそうになり

「思い出のマーニー」の主人公の女の子には

あの不器用さと繊細さに親近感を覚えました。

でも、「耳をすませば」に関しては

何一つ共感を感じる事がない!

感動もしない。

 

私には

こういう「フツーの学生エンジョイ生活」

というものが皆無だったからね。

 

 

学校大嫌い

居場所なんてない

友達なんていない

信頼できる人なんていない

親も信じられない

夢も希望もそれどころじゃない・・・

 

 

まさに思い出したくもない暗黒時期。

 

 

 

だから

そういうものを見せつけられると

とても居心地が悪いのだと、思う。

 

 

 

我が娘は

父親の気質を受け継いでいるため

集団生活や人間関係は問題なく行えます。

(ただし、自己中心的で激しい気質の為

私はちょっと苦手だな、と感じるこの頃)

 

我が子達は

こういう風に

まっとーに社会生活を送っていけるのだろう・・・。

 

それはそれで

変な苦労も悩みも少なく行けて

楽そうで良いと思う。

 

 

でも私は

そうではなかったし

そういうものに憧れも持ち合わせていない。

ただただ、不愉快なだけで

そこから抜け出したいと願うばかりでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

子供達が見てしまっているので

私の目と耳にも入ってきてしまうのが

きついです(・_・;)

 

 

あ、今

宮崎駿さんの

風の谷のナウシカの原作を読み返しています。

 

映画の内容は全七巻の2巻ぐらいまでで

その後が深く、長い話です。

 

買ったのはだいぶ前で

一通りは読んでいましたが

これは

読むほうも気力が必要。

改めて腰を入れて読み始めました。

 

宮崎監督の迫力と

生き生きした動きのある絵に

環境汚染や様々なテーマを含んだストーリー。

彼はまさに奇才ですね!

 

原作を読むと

クシャナを推す人も多いですが

 

私のお気に入り原作キャラは

映画ではちょっと間抜けな参謀の

クロトワさん。

実は叩き上げの凄腕コルベット乗りだったのです。

クシャナを何度も救い、

ガンシップや飛行船を荒く扱い

なんと頼れるおじさんなのでしょう!

 

ナウシカのお目付け役のミトおじさんも

いい腕の飛行士。

かっこいいなあ。

 

後に

「紅の豚」で飛行機乗りの話

「風立ちぬ」で飛行機設計士の話を

描かれる事にもなるから

この頃から本当に、好きだったんですね。

 

 

 

ジブリの後継者問題は

宮崎監督が引退される前から

問題になっていましたが

 

息子・吾郎氏がゲド戦記でやらかして

イチ抜け。

 

あまり評判は明るくないけれど

私は「借りぐらしのアリエッティ」や「思い出のマーニー」の

マロ監督の作風、けっこう好きなんです。

 

マロ監督は、華々しい監督という感じはないですが

アニメーター頭領、職人さんと言う方が近いのではないでしょうか。

とても繊細な絵を描く方で、雰囲気もまた柔らかく

独自の世界観があります。

次回作は小さい魔女の話らしいですね。

期待しています。

 

ジブリ作品で見たい監督

それはやっぱり庵野秀明監督でしょう!

「風立ちぬ」で声優主演されましたが

やっぱりアニメの監督として参加して頂きたい!

 

 

風の谷のナウシカで彼が描いたコンテを見ると

並々ならぬ才能・・・

奇才天才を継ぐのは

激しい個性を持つこの方だと、思います。

 

 

さあ、ナウシカの続きを読むぞ!