ことばの戦争は果てしない。
正義を信じ闇に堕ちる。
此の国は内国でいたいただの意気地なしに屈するのである。
わたしたちはたったひとりのアフリカ人女性にルーツを持つ。
彼女が地球を離れ帰還し、未来のために現地人と繁殖し繋いでくれたかもしれないGENE。
SF小説や漫画に溢れかえる此の設定を。
知らないのだ。
文明は果たして滅びただけなのか。
なにかが起き。
例えばコールドスリープ。
命を託し未来に還る。
目覚めてみたら孤独の中。
じぶんしか生き残れなかった。
遺したい。
じぶんたちの生きた証。
もし。
人類のハジマリがこうであったとして。
国境に意味はあるのか。
内国と外国という意識は他者を下に見る愚かな行為である。
内国が劣っていることに気づかぬのだ。
とつくにには優れた身体能力と繁殖力を維持したオリジナルが存在する。内国の幼稚なインテリジェンスを振りかざすサルに異国を見下ろす権利など無い。
地球人類は黒い肌の始祖が築いた種である。
誰もおしえないのだろうか。