
年は記憶にないのだが
母の再婚で今金を知った
祖母が暮らしていたため
離婚した母が
親を頼って八雲に転居したのは
ワタシが小学校4年生の最後のあたり
父がろくでなしだったせいで
本籍地恵庭
島松藤野簾舞八雲
転々とさせられた放浪パンダ
どこに行っても珍しがられてイヤだった
簾舞で田舎育ちのジャイ子に嫌われて
ひとクラスしかないその学級で
あなたとはつきあえません
と全員に囲まれて言われ
自主休学したので
不登校児誕生
悲壮感は一切なく
事実として
コミュニティから追い出されたので
行きません
ってだけの
やった
もうあいつらと関わらなくて良いのだ
というのが真実で
運良くというと母に悪いが
父が借金を作って家庭が破綻し
転校になったので
まぁ良かった
後日今金に嫁いでから母は
あんたがおとうさん嫌いと
言ったので
離婚したと言ったのだが
本人は言っていない
憶えていない
って言うのでどうでもいい
家族に対してのじぶんの感情が嫌いでも好きでも
じぶんにとって効率良ければなんでもいい
些細なことだから
どうせ逃れられないから
その後もなんとなく浮く状態で
高校まで自宅学習ゼロ
校内ではスリープモードで
進学か就職か
選択肢が多数
進学するなら食いっぱぐれないもの看護系
勉強がメンドクサイ
絵を描きたいかもしれないので美術短大
美術部顧問が絵では食えんと言う
就職、他の都市
生活に必要なお金勿体ない
当時のなんとなくカレシが都内に就職していたがべつにそばに行きたくない
就職地元
無駄がない
兄が朝日新聞の奨学生だったのに
何故か母が学費を払っていたので
当時生活保護を受給していたので
強制的に育英会から奨学金を貰わねばならなかったので
何故か兄自身ではなく母が返済したので
母はワタシの進学費用に不安があって
なんとなく察して
なんとなく地元では手取りの多い
個人診療所(いまはもうない)に就職
土曜日半休日曜日全休祝日休でずっと働き
有給なんて無し
体調不良で欠勤はあったけれども
運転免許証も持っていなかったので
小さな町の中と時々函館に遊びに行くくらい
こどものころから漫画大好きで
同人誌っぽいものも作ってはいたが
なんとなく副業みたいで
こそこそしていた
知人にコミケ通いしていたひとがいて
偶然借りて読んでいた今市子さんの同人誌でかなり前に見かけていたことを思い出し
LÄ−PISSCHにハマった
なんで出会ったのかがおもいだせない
むかしパヤパヤをテレビで見ていた記憶があったが
そこからかなりあとでいきなりだった
スリープモードが終了して
覚醒状態になる
母は当時のことを
気が狂ったと表現したが逆で
ニンゲンメンドクサイ
省エネモードでいいやだったのが
通常モードになっただけ
ライヴというものがあるらしい
行かねばならぬ
うそついてまで休みを貰って各地に通った
あっちこっちのホテルに泊まった
ファンクラブツアーオーストラリアパース
行かねばならぬ
なんでだかわからんが
行かねばならぬのだ
パスポート申請
だが院長はおやすみをくれなかった
ので退職
続く