↑↑の続きです。啓示の書に登場する大いなるバビロンの描写と、ダニエル書に登場するものの描写に共通するところが多く見られます。ダニエル書の預言の一部は一度成就しましたが、まだ成就していないように思うところもあり、啓示の書で預言されてる出来事と重なる情報があり、その特徴を比べて見えてくるものがありますのでそれをピックアップしてみました。


◆ おもにダニエル書7章〜12章

この複数章の中では、四つの野獣と三本の角と高慢な口を持つ大きな角、荒廃をもたらすものについての記述

一連のほぼ同じ期間のほぼ同じような出来事を、

前後の詳細な出来事を付け加えながら繰り返しています。()


◉3つの角が無くなったあとに、人の目と高慢な口を持つ大角が出る[7:8,20]

→古代ペルシャ、古代ギリシャ、黙示録の大いなるバビロンに共通している


◉3つの獣が興ったのち、四番目に登場するのは恐しく際立って強い野獣で全地を踏みにじり打ち砕く[7:19,23]


◉[7:7]四番目の恐しく強い獣に10本の角

◉[啓示17:12]黙示録の10本の角は、王国を受ける前の10人の王で7つ頭を持つ獣から出る


◉大角(おおつの)は、天の至高者に逆らい、3人(3本の角)の王を辱めたり、聖なる者達(至高者[エホバ]神に仕える者)を迫害する[ダニ7:24,25][啓示13:1,6,7]


◉大仰な口を持つ大角は、時と法を変えようとする

(「時と法」の参照聖句ルカ21:24.マタ24:14]

 

◉大いなる都市は3つに裂けた後神は、大いなるバビロンを裁き、それは倒れた[啓示16:19]


◉[ダニ8:4-12]世界征服をしようとしていた雄羊を倒した雄ヤギから4本の角が出てそのうちの1本が大きくなり、

天界の四方へ進み、

天軍と星を地に落とし踏みにじり、

天軍の君たる者に対しても高ぶり、

その方の聖なる場所と日ごとの犠牲を取り去った

(“違反のため”常供のものが徐々に引き渡され真理は地に投げつけられる)


◉[8:17,1926]ダニエルが見た幻は終わりの時のもの

◉[8:23,-25]違反が極みに進む時、顔つきが獰猛であいまいな言い回しをよく理解する者が、ずる賢く効果的に事を行い、聖なる者達をも滅ぼす

洞察力による欺き事が成功を収め、至高者(長の長たる者)に対しても大いに高ぶるが、

人手によらず砕かれる



◉ダニエルが幻を見たのは、古代エルサレムが荒廃させられて生き残りがバビロン捕囚にあっている時、“違反の為”にエルサレムが滅んだ事を自覚する


[9:24-27]都市エルサレムと聖なる場所は、やってくる指導者により滅ぼされ、終わりは洪水による 荒廃をもたらす者(四番目の獣、大仰な口を持つ大角)は嫌悪すべきもの極めて不快なものの上にいる 週の半ばに犠牲と供え物は除かれる


◉[啓示17:3-6]

『神を冒とくする名を持つ野獣に座り、不快なものと汚れたもので満ちた杯を持っている大いなるバビロン、嫌悪すべきものの母。その女は聖なる者達の血に酔っている(彼らは女に殺されている)』


◉[啓示13:1-7]

7つの頭と10本の角を持つ野獣は、

神を冒とくする名を持ち大いなる事を語る口が与えられ、

神の名と住まい(聖なる場所)と天に住む者を冒涜した

聖なる者を征服し、あらゆる部族と国民と言語に対する権威が与えられた