客観的に見て、かなりおかしいと最近思っていることがあります。私はもうコンビニのオーナーではないので、外から距離を置いて見ていますので、渦中にいる人には失礼かもしれません。
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2001年の4月末に、福島のI氏のホームページで商品の廃棄・万引き等の棚卸減にもチャージを本部が付加していることを知ってから、すでに5年が経過しています。この廃棄・品減り(店舗ロス)へのチャージの問題を裁判所へ提訴するとI氏から、「企業会計原則に規定されているから訴訟を起こしても本部に一蹴されてしまうからやめておけ。」とアドバイスされました。契約書の規定と簿記会計の計算書類に不一致があることは何度も契約書を読んで確認して裁判に踏み切りそれなりの勝算がありました。I氏がどうやらセブン-イレブンの契約書を読んでいないようなので、このアドバイスには正直驚きました。
その後、フランチャイズ加盟しながら会計のみを問題として司法の場で闘うというネットでの情報公開(妻が作るHP)に興味を持った加盟店オーナーが、個々の事情を差し挟まないロスチャージの金太郎飴訴訟を次々に起こしました。この成果として東京高裁での2005年2月のH氏の勝訴1つがあります。大部分の加盟店では、コンビニ店舗からの収入が家計収入のほとんどを占めます。裁判は時間と金がかかると聞いていましたから、その唯一の収入の道を断って長期に渡る訴訟を闘うのは経済的に不可能だと思い工夫した訴訟スタイルです。原告達の経済状況はそれぞれ違い、家族構成から地域性から何もかも違うのですから、団結という団結はありません。勝てるか勝てないかもわからない暗闇の中で勝算を信じて続けた訴訟です。やった者達だけがわかる心境があります。
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加盟店が自由に処分できる金員とは何かを考えてみます。商品売上は加盟店の営業努力の成果です。同じレジに入金されたものでも公共料金等の預り金や電子決済システム等の預り金は、営業努力の成果とすることには疑問があります。つまり、今のコンビニ店舗のレジにある現金で、加盟店が自由に処分できるお金は、商品の売上金および本部から請求書が回送されてこない前月分の仕入代金ということになります。私が相殺を主張して売上送金を留保したのは前月分の仕入代金でした。(裁判では、本部はこの私からの請求書が無い前月仕入代金相当額の送金を停止する旨の通知書を証拠提出せず、単なる売上送金の停止であるとしてオープンアカウント債権の存在を主張しました。)
加盟店が、高額なハイウェイカード等を大量に発注し換金して裁判費用や借金返済に充てるという話は他のチェーンの人から聞いて知っていました。その事象のみを取り上げれば違法行為と言われる可能性があると思い、私は闘争方法に採用しませんでした。フランチャイズ加盟しながら訴訟を継続する方法を模索してたどり着いたのが今の方法です。この方法が万能であるなどと自慢する気はありません。しかし適法の範囲内であると私は思っています(裁判官はなかなか理解してくれませんが)。
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コンビニ問題の解決は、迂遠なようですが、いずれ、サラ金や商工ファンドのように加盟店勝訴が裁判の大勢になる時代を信じ、1件でも多くの加盟店が司法の場で本部の不当性を訴えて争うことだと思います。複数の借入先からの借金返済で疲れ果てた加盟店の方々は精神的にも疲れ果てているかもしれません。そんな方には冷たく聞こえるかもしれませんが、甘い言葉をつい信じて“取り込み詐欺”をして現金を確保するというような違法行為に手を出すことを考えず、裁判で本部債権の不当性を争っていただきたいと思います。そのために弁護士が存在していると思っていただきたいと思います。
某県では30数店が集まって、民商の支援のもと本部と交渉を行っています。たとえば、24時間営業の是非等は地区ごとにまとまって、都市計画や警察・消防などを担当する地方自治体等とも提携して交渉可能かもしれませんので、どんどんそういった集団が作られると良いと思います。会計不正に関しては本部の利益の拠り所でもあり、その存在すら否定するのですから団体交渉の余地はないと思います。結局、訴訟等の法的決着を求めるしかないはずです。
チェーンをまたがって垣根を越えた集団化とか団結して!というような呼びかけをする人がいますが実際できたところで、どんな価値あることができるのjか、おそらくできません。そんなことは既に存在するFC加盟店協会に任せれば良いと思います。「救済」と言う聞こえの良い言葉を使ってとり込み詐欺と本部に批判されるようなことをネット上で公開する人がいますが、もってのほかではないでしょうか。私の聞いたところでは、そのグループからサラ金でカードを作って限度額まで借りて、と実際にいわれた人がいます。被害者は自らが受けた違法行為について声高に抗議行動をすべきであって、自らが加害者になったり、違法行為を指揮したり、違法行為に携わったりしてはならない、と思います。そういう人に騙されないでほしいと最近特に感じます。
客観的に見て、そんなところに精力を費やすくらいなら別のことがあるだろう、と思うわけです。