これらの記事には、たいへんな不備がありました。
認定の申請を出すことができるのは、介護が必要になった人であればできるかのような誤解を与えかねません。
主語が足りない、十分でないのです。
介護保険が必要になった人が、要介護・要支援認定の申請をします。
この場合の「介護保険が必要になった人」は、第一号被保険者または特定疾病で要介護・要支援状態になった第二号被保険者となります。
介護保険の保険事故は、「支援・介護が必要になること」です。
ただし第二号被保険者は、特定疾病に該当することが認定の条件になっています。
特定疾病に該当するかどうかの判定は、介護認定審査会で行なわれます。
主治医意見書にこの特定疾病が書かれていないと認定されません。
疾病(病気)を診断するのは、医師ですから。
保健医療サービス分野を学ぶ人は、そちらでも「高齢者に多い疾患」として出てきます。
どれが16種類だか分からなくなる前に、先に覚えてしまいましょう。
典型的な高齢者の特徴を思い浮かべてください。
※不適切な単語があるかもしれませんが……。
物忘れがひどい、呆けてきた、動きが鈍い、膝が痛い、足がしびれる、細かい作業ができない、骨が弱い、目がうすい……。
そんなことも加齢による変化や加齢に伴い増えてくる疾患です。
脳疾患、神経症状、関節や骨による症状が思い浮かぶかと思います。
生活習慣病といわれる「糖尿病」「脂質異常症」「高血圧」「肥満」も影響してきます。
ケアマネ31 16の特定疾病
一気に書きますね。
1. 末期がん(医師が、一般に認められている医学的知見に基づき、回復の見込みがない状態に至ったと判断したもの)
2. 筋萎縮性側索硬化症
3. 後縦靭帯骨化症
4. 骨折を伴う骨粗鬆症
5. 多系統萎縮症
6. 初老期における認知症
7. 脊髄小脳変性症
8. 脊柱管狭窄症
9. 早老症
10. 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症および糖尿病性網膜症
11. 脳血管疾患(外傷性を除く)
12. 進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症およびパーキンソン病
13. 閉塞性動脈硬化症
14. 関節リウマチ
15. 慢性閉塞性肺疾患
16. 両側の膝関節または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
羅列されても、覚えられませんよね。
なんとなく、病名を覚えているだけでも試験では何とかなったりするのですが、細かい設問には対応できません。
覚えやすいように分けてみました。
脳に関するもの
5. 多系統萎縮症
6. 初老期における認知症
7. 脊髄小脳変性症
11. 脳血管疾患(外傷性を除く)
12. 進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症およびパーキンソン病
神経に関するもの
2. 筋萎縮性側索硬化症
3. 後縦靭帯骨化症
8. 脊柱管狭窄症
骨に関するもの
4. 骨折を伴う骨粗鬆症
14. 関節リウマチ
16. 両側の膝関節または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
内臓や血管、全身に関するもの
1. 末期がん
9. 早老症
10. 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症および糖尿病性網膜症
13. 閉塞性動脈硬化症
15. 慢性閉塞性肺疾患
神経に関するものは、骨の変形に伴って起こるものもありますので、一括りにしてもいいような気がします。
脳の病変によって神経症状が出る疾患もあります。
「萎縮」「骨」といったワードでグループ分けして覚えてもいいですが、病変がどこを原因としているか覚えるためにも、その原因を元に覚えたほうが疾病との関連付けができます。
脳に関するもの
多系統萎縮症 (小脳などの病変による自律神経症状)
初老期における認知症 (65歳未満で起こるアルツハイマーなどの認知症)
脊髄小脳変性症 (脊髄や小脳の変性で運動失調)
脳血管疾患(外傷性を除く) (脳血管の病的変化で脳梗塞、脳出血などから意識障害や運動障害)
進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症およびパーキンソン病 (中脳黒質や大脳基底核の病変による動作緩慢、筋固縮、振戦など)
神経に関するもの
筋萎縮性側索硬化症 (ALS 脊髄などの神経変性で、重篤な筋肉の萎縮と筋力低下)
後縦靭帯骨化症 (OPLL 後縦靱帯が骨化し、脊髄または神経根の圧迫で上肢のしびれ、痛み、知覚鈍麻)
脊柱管狭窄症 (脊髄の通り道の脊柱管が狭くなり神経を圧迫し、足のしびれや歩行障害)
骨に関するもの
骨折を伴う骨粗鬆症 (骨量の減少、骨の微細構造の劣化による骨折。大腿骨頚部、前腕部、腰椎が多い)
関節リウマチ (自己免疫疾患で多発性関節炎。全身の関節の腫れ、疼痛、こわばり)
両側の膝関節または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症 (膝関節の軟骨の退行変性により骨に変形を生じる関節炎)
内臓や血管、全身に関するもの
末期がん (小児がんを除く医師が回復の見込みがない状態に至ったと判断したもの)
早老症 (遺伝子病で、年齢より早く老化に似た病態。白内障、白髪、脱毛などの早老変性)
糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症および糖尿病性網膜症 (糖尿病の合併症)
閉塞性動脈硬化症 (ASO 動脈硬化による慢性閉塞性疾患で歩くと痛むが休むと消える間歇性跛行)
慢性閉塞性肺疾患 (COPD 気道狭窄による肺気腫、慢性気管支炎など)
長くなりましたが、病名を3回書きました。
3回読んだだけでも、だいぶ覚えることができます。
タイピングしていると、漢字変換が難しいです。
お越しいただきありがとうございます。
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