こんにちは、
株式会社スキルプロジェクト代表取締役(妻)竹内愛美です。
今は
会社を立ち上げ、就活メンターとして
バリバリ活動している私ですが、
実は、7年前までは
会社で毎日長時間労働漬けでした…
今の生活からは考えられないなぁ。
今回は、私のそんな普通の会社員から
書類通過率8割以上、
内定者続出就活メンターになった話
についてシリーズで書いていきますね。
2015年春。
私はコールセンターの事務部門で
現場管理者をしていて、
朝8時から22時までの
長時間労働が
連日続く生活をしていました。
毎日の休みがない仕事場で働いていました
部下がミスをすれば
1件ずつ始末書と対策案を書いたり、
解決できない課題や
自分の仕事ができないほど多忙だった現場でした。
平日に休みを取るのもはばかられる。
今で言うブラックな働き方でした。
そんな私にも夢がありました。
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コーチングを学んで、
現場の環境を変える。
そして、
みんなが気持ちよく働ける職場を作る!
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そう考えた理由は、
現場都合でやむを得ず
退職した前職にありました。
2013年、外資系製薬会社の人事部に
派遣社員として配属になった
私が最初に任されたのは、
コーチング研修受講対象者の日程調整。
そこで私は初めて「コーチング」
と言う言葉を知ったのです。
気になって調べてみると
「人材育成」の一環で、
指導するのではなく、
自ら気づきを与えることが
できるのがコーチであるとのこと。
そして、
私の上司は全員、
その「コーチ」を養成する機関で資格を取得したプロ。
彼らのいる職場は常に笑いに溢れ、居心地がいい。
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私もコーチングを学んでこの人たちのようになりたい!
でも学ぶために100万円がかかる。
それでも絶対にコーチになりたい!
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しかし、この時は予算がなく
やむなく断念したまま契約終了となったのでした。
夢だったコーチング講座を受講!だが…
話を2015年の春に戻します。
幸運なことに夏講習が祝日開催と知り、
絶対に憧れの人と同じコーチになると決意して、
ゴールデンウィークに借金をして100万を工面し、
(これを読んでるあなたはやらないでね。)
2015年夏から始まる
基礎から資格コースまでの料金を一括で支払いました。
そして、
一刻も早く資格が欲しかったので、
休みのたびにキチキチに予定を詰め込んで研修三昧。
しかし、現実は甘くなかった。
あんなに楽しみに待っていた講習を
忘れるほどの激務は続き、
気がつけば体が疲れ切った状態で、
コーチングを学ぶことになっていたのです。
気づきを得るところか、ただ時間を過ごすだけ。
それでも予約した日程を変更しては自分に負けてしまう。
次に受講する機会も、
モチベーションも下がることが怖かった私は、
通常2年ほどかけるというコースを
たった3ヶ月で走り抜けました。
資格取得コースは3ヶ月で
駆け抜けたあとさらに2週間後に
それまでには事前課題や書類の提出し、
そしてクライアントを5人探すことが必要でした。
職場で居場所を失っていた私には同僚と言える人も、
仲間といえる人もいませんでした…。
当時働いていた会社の定時は18時、
コーチング講座のミーティングは19時半から。
当然参加できるはずなのだけど、
残業が22時まで続く現場では
そんなものが守れるわけがない。
私は思い切って上司に言ってみた。
「私コーチング習っているんです。
資格を取るためにこの日は
毎週19時半には上がれるようにしてください!」
「は?そんなのできるわけないでしょ!」
これが同僚ならびに上司の見解でした。
期待した私がバカだった…。
だけど、それがほんとうの地獄のはじまりでした。
19時半からのミーティングは
隙を見て無理矢理仕事を終わらせて参加した。
他の仲間は自宅から落ち着いて参加しているのに、
私だけはビルの小さなロビーで耳だけの参加。
それすら追い出され、寒風のなかで受講していたこともありました。
そんな私を現場は疎み、
管理職であるが故、面談のOJTをする機会があったのですが
その際に、コーチング的な働きかけで、
「どんなふうになったらあなたは楽しく働けますか?」
なんて聞いたもんなら速攻、
「なんでそんな質問したの!?」とダメ出し。
そんなに私がコーチングを学んでいることがよくないの?
コーチングを学ぶと言う走り出した
列車の中で自問自答ばかりする自分がいました。
そして会社の退職を告げた時、
引き止めは特にありませんでした。
夢だったコーチング講座を受講!だが…
資格取得コースは6ヶ月続きましたが
幸いにも最後の1ヶ月は有休消化期間のため
自宅で受講することができました。
穏やかに受講できたことを今でも覚えています。
しかし時すでに遅し。
コーチの先輩方の前でロールプレイをやってもダメ出しばかり。
本当に何が間違っているのか、わかりませんでした。
受講が終わったころには
クライアントとのセッション時間をクリアして、
ひとり、またひとりと合格していった。
コーチングを学んでいる自分に自信が持てなくなったわたし。
とうとう、他のメンバーは全員合格していき、取り残された。
コーチングの練習時間を増やすため、
払った100万円を無駄にしないため、必死でやってきました。
だけど私の元に、吉報が来ることはなく、
永久に受験資格を閉ざされてしまったのです。
失意の中、憧れのコーチング機関から
戦力外通告を受けた私は、諦められず、
100万円の返済がまだのまま、
さらに追試と講習で10万円と追加で40万円を投資し、
次のコーチング機関の門を叩き続けます。
すでにコーチングを習ってたので、
学びの面は違和感なく入ることができました。
しかし何かが足りない。
コーチングはうまくできるのに相手の心に入っていけない…。
そこではたと気づくわけです。
「わたし、意地だけでコーチングしてる」
「もう、楽しく、ない」
「コーチングを休もう」
すでにこの頃には3年の月日が流れていて
150万円は結果として、泡銭と同然になってしまっていました。
コーチングを学べば、
コーチの資格を取れば、これまでに出会った人と繋がっていられる。
資格がなければわたしの4年間は無駄になる。
高校受験、大学受験、新卒就職、
昇進コース、全て外れてきたわたし。
今度こそ失敗したくない。絶対に失敗したくない!
なんとしてでも成功したかった。
絶対に諦めない。なんと言われても諦めない。
この、思い込んだら執念深いと言う性格が
裏目に出続けていて、その極みだったのです。
【続く】








