真夏の夜の夢 ①円高対策
20××年 為替相場は、円高ドル安70円代に突入しました。
記者「総理。日本の経済対策は、どの様にお考えですか?」
総理「日銀総裁と会談し、金融緩和対策をしてきたが限界です。」
記者「金融緩和では効果が出ないと言うことでしょうか?」
総理「そのとおりです。世界中に円を放出しても、円の価値が下がらないのです。」
記者「それでは、もう打つ手はないのでしょうか?」
総理「日本企業が海外に出て行ってしまい、国内は空洞化。失業率は10%を超え、
900兆円の債務も償還はむりでしょう。」
記者「このままでは、日本はギリシャの様に破産ですか?」
総理「一つだけ方法があります。私の政治生命を掛けて、ねじれ国会で法案化すれば
日本が救われるかもしれません。」
記者「その法案とは、どの様な経済対策ですか・・・?」
総理「それでは、法案の概要を説明します。現在の日本は、国内の流通貨幣は、円です。
そこで、これからは円とドルを流通紙幣とします。企業の決算は、円とドルの併用を認め
海外で稼いだドルは円に換算しなくても良いことにします。
そして、企業の給料も円とドルの併用支払いを認めます。
よって、日本国民は国内のスーパーから商店まで円とドルを使うことになります。」
「ただし、ドル紙幣は偽札が多い為、クレジットカード決済に限定します」
記者「円とドルを使うと日本経済は良くなるのですか?」
総理「そもそもお金は、物の価値を紙幣に変えている。アメリカで物を売ってドルを日本に持ち帰る
のだが、それを円に変えるということで相場が生まれる。
ドルを円に変えなければ、どこで使おうとドルの価値は同じです。」
記者「それでは、日本国内にドルがなだれ込み円がいらなくなるのでは?」
総理「その心配は御無用。次の手を考えてあるから・・・。」
記者「それはどの様な手ですか?」
総理「消費税は、円で5%。ドルで10%に増税します。」
記者「なるほど。それなら円を使いますね・・・。」