立場と利益
人はその時どき、立場によって意見が異なります。
皆、自分の利益を最優先に考えるものです。
そして時の経過と、立場の変化によって意見が変化していきます。
昨日ああ言ったのに、今日はこう言っている。
政治家などは、直ぐに発言を撤回したりします。
自分の都合や、保身の為に反対意見も平気で言います。
それは、人である以上しかたの無いことかもしれません。
たとえば、ある町で空港、ダム、原発などの建設問題が発生したとします。
推進派は、国、議会、町長、建設業者と政治家です。
反対派は、地元住民です。(推進派住民もいる。)
ここでの矛盾は、議会、町長は地元住民が投票して選出したことです。
本来なら、議会、町長は反対すべきなのですが、推進派にまわること
が非常に多いのはなぜでしょうか?
それは、当選した途端に住民代表の立場で意見することが無くなるからです。
町の発展、町の赤字回復、町の雇用確保、任期中の実績と名誉が欲しいのです。
次回当選する為の布石が必要だから推進派に回るのです。
そして、一度でも権力の座に着いた者は、業者の甘い誘惑に心を
惑わされます。
会食、ゴルフは日常茶飯事。経費で出張、タクシー乗り放題。
高額報酬なのに高額経費を請求する。
クラブ接待、美女の隣で酔って「俺がなんとかしてやる」と言って
業者に約束するのが落ちです。
その裏取引を公表できないから、住民に無理難題を押し付けて
建設を叫ぶのです。
汚職すれすれで、自分の利益を確保する為に、税金をムダ使いする
わけです。
あげくの果てに、「収賄や贈賄」で逮捕となります。
地元住民の対応はどうすれば良いのでしょうか?
リコール、署名、直接投票などで反対である事を示す必要があります。
また、建設内容の説明会があった場合は、必ず議事録を取ることです。
役人や業者に議事録を任せておくと、相手の都合の良いことばかりの
議事になりかねません。
要注意の言葉は、役人、業者の「検討します。」ですが、必ず次回○月○日に
「検討結果の詳細を回答する」こと約束させる事が重要です。
そして、信頼のおける専門家や弁護士を早い時期から同席させることです。
この様な対応策は依頼費用は掛かりますが、トラブルを事前防止することで
事が大きくなる前に問題発見と対策方法を提案することが可能と言えます。
一つの問題に対して賛成と反対意見がある事は、世の常です。
お互いの立場を理解して、最善の結論を早く導くことが重要なのです。