音と振動と発電
私たちは、普段から音や音楽に囲まれて生活しています。
ラジオ、ステレオなどは電気信号をスピーカーから音に変えています。
マイクロフォンはその逆で、音を電気信号に変えています。
音から電気信号を取り出すことは、μV・mVでわずかですが、
音が集合して、振動となればエネルギーとして発電に使えそうです。
そこで、環境振動発電デバイスの研究が各社で行われています。
エレクトレット発電や圧電素子発電の開発です。
以前は、数百~数kHzという高い振動が必要だったそうですが、
数10Hz以下の低周波数の振動でも発電させる技術を開発しました。
(オムロン株式会社)
発電能力は、10μW(20Hz、加速度1G)で少しですが、小型化、耐久性
が向上したことで応用分野に期待がもてます。
http://www.omron.co.jp/press/2008/11/c1111.html
圧電素子を集合させ振動で発電する床を開発した企業もあります。
(株式会社音力発電)
http://www.soundpower.co.jp/products/products1.html
0.1~0.3W(床1枚)程度でLEDを点灯さることしか
出来ませんが、振動から獲られるエネルギーを活用する場所は
無数にあり応用先は無限です。
そこで、人が歩行する廊下で発電させでLED誘導灯を点灯させたり、
車の通過振動で発電し、夜の首都高速道路にイルミネーションを
点灯させるなど実用化もされています。
また、歩くとLEDが光る発電靴もあります。
夜の光は、ランナーの安全を確保し交通安全に最適です。
技術開発は、日本の得意分野ですから高出力化に期待します。
まだ発電コストは高額ですが、量産化できればコスト削減は可能です。
雑音、不快な振動もエネルギーです。
そこから安価に発電できれば環境エコと言えます。
そして、提案です。
飛行場に大型のスピーカーを沢山置いて、ジェット機が離着陸する
騒音と振動を発電に変えるのです。
その音を逆位相でスピーカーから鳴らせば、騒音も打ち消して静かになります。
沖縄基地移転問題も、少しは静かな議論になることでしょう。
