基本的に、円安・円高は、日銀の政策によって決まります。
通貨安・通貨高には、様々な要因があり、簡単に言い表すことはできませんが、それでも、大方は、中央銀行の政策で決まるものです。
さらに言えば、世界の基軸通貨は、ドルですので、大方は、円がドルに対してどうとるかで、通貨安・通貨高が決まります。
では、円安・円高の経緯を書いていきたいと思います。
民主党政権下では、1ドルに対し、70円・80円台まで円高になったのは、、、
アメリカの中央銀行(FRB)が、量的緩和を行い、お金の量を増やしたのに対し、日銀(当時は白川総裁)は、金利を低くするだけで、お金の量を増やすことはしませんでした。
よって、円の価値が上がるようになりました。
お金の量を大きく増やせば、通貨の価値は低くなり、お金の量をそこまで増やさなければ、通貨の価値は高くなる傾向にあります。
安倍政権になり、アベノミクスが始動してから、日銀は、黒田総裁になり、お金の量を増やす、量的緩和を行いました。
これで、1ドル110円台まで、円安となったのです。
しかし、最近は、ウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格高騰のため、FRBがインフレ対策として、利上げをするようになりました。
これで、ドル高となり、超円安が進んだのです。
金利を上げれば、通貨は買われ、金利を下げれば、通貨は売られる傾向にあります。
しかし、理由はわかりませんが、黒田総裁も少しだけ利上げをしました。
これによって、少しだけ、円安が是正されたのです。