インタビュー | ナオトのシアワセのオトナり

ナオトのシアワセのオトナり

東京の風は時に冷たく、厳しいけれど、
目を閉じると故郷・和歌山が微笑んでくれる。
だから僕は負けたりしない^^。

もうそろそろ時効かな。。。と思って、書いてみます髑髏


数か月ほど前のまだまだ肌寒い頃の話なのですが、

人との待ち合わせで、新橋の駅前のSL広場にいたのですね、

そしたら、男性に話しかけられて、



「2、3質問に答えてくれますか?」



と聞かれました。

いつもアソコは、よくテレビの取材とかやってるのは知ってたのですが、

その場にはカメラのようなモノも見当たらなかったし、

待ち合わせの人も遅れてるようだったし、

その男性(ちなみに一人だけだった)が何かの資料のようなプリントを挟んだバインダーしか持ってなかったので、

テレビとかではなく、

何かの雑誌か、あるいは企業の市場調査とか、そういうレベルの街頭インタビューなのかなと、



「あ、2つか3つ程度なら・・・」



と気軽にOKしてしまいました。

すると途端に!?



「おーいおーい、カメラこっち来てビックリマーク一人OK!!サラリーマン男性ビックリマーク



とかナントカ叫んで、

途端にカメラを担いだ人とか、なんかデッカい照明持った人とかがワサワサ出てきましたあ゛ぁ゛っ

「しまった。。がーんっ!」と一瞬思いましたが、

もう夕方のサラリーマン達で溢れてるSL広場の真ん中で、

逃げ場もなければ、むしろココで逃げるのも人としてどうかなど、

一瞬のうちに、色々考えてるうちに、

あんな人混みの中でインタビューをされました。



そして肝心の質問のテーマですが、『東日本大震災について』でした。

もっと、例えば最近のモーニング娘。の推しメンは誰ですか?

とか、

ボディアタックの新曲はどうでしたか?

とか、

そういう質問ならスラスラ答えられるのですが、

『東日本大震災の日、あなたはどのような体験をしましたか?』とかそんな感じだから、

若干重いあせ

そんな適当な発言もできないし、

しかも、しかも、、、。



震災の起こったとき、僕は関東ではなく、大阪在住です。





嘘を言っても仕方ないし、

当時は大阪で暮らしてたので、被害がそれほどに大きくなるとは思わなかった事とか、

その後報道でどんどん被害が大きくなって事の重大さに気付いた事とか、

日本製のタバコとか、水とかコンビニやスーパーから消えて困ったとか、

嘘ではないけれど、恐らくそのインタビューでは欲しかった受け答えができてない感じがすごく伝わってきました。

もっとあの震災を肌で体験した人でなければ分からないような、

生々しい体験談が欲しかったんだと思う。。。

インタビューしてくれた男性の「期待ハズレ」感漂うあの目が忘れられない。。。



自分でも「薄っぺらい事言ってるなあ、、、↓」と感じながら、

申し訳ないような、いっぱいいっぱいで幾つか質問を受けて、

ギャラ(!?)として某局のアニメの消しゴムを貰ってその場は終わりました。



僕があんな目立つ場所でインタビューされてるのを遅れて到着した友人は、

他人のフリで傍観してるのも切ない気分を倍増させました汗



そんなある日の出来事だったのですが、

よくよく考えれば、あの人たちもきっと一日に何人のも人に声をかけ、

インタビューをしまくっているに違いない。

その中で、関西人のあの薄っぺらいインタビューなど恐らくボツになって、

放送ではもっと素晴らしい発言をされたどこかの方のインタビューが流れるだろう。。

むしろ、そうであって欲しいと願いつつ、自分に言い聞かせ、

放送予定日や番組名を書いた紙を貰いましたが、

友人に告げる事も、ましてや家族に告げる事もなく、

数日後にはすっかり忘れていました。




それから一ヶ月ほど過ぎた日、仕事中に大阪の友人からラインが届いて、

「ナオトさん、こないだテレビで取材受けてたってホンマ?」

と聞かれました汗

取材?テレビ?。。。思い当たるのはアレしかない。



話を聞くと、その友人も直接テレビを見た訳ではないのですが、

共通の仕事関係の知人の方が、

僕が街頭で震災についてアレコレ喋ってるのを運転中にナビのテレビから突然流れて、

驚いてその友人に聞いてきたそうなのです。



ほ、放送されてしまったのか。。。あせ

親や友人に話しておかなくて本当に良かった。

でも、あんな薄い発言の数々が全国ネットで流れてしまったのですね。。。

関東ローカルだと思ってたのに。

「アタマのワルそうな関西弁のサラリーマン」

を全国に晒してしまいました。




いやいや、やはり普段から新聞やニュースをちゃんと見て、

あーゆー場面に出くわしたときでも、対応できるように、

普段から勉強をしておかなくてはいけないですね明るい顔

精進します!