その日が来るまで | ナオトのシアワセのオトナり

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東京の風は時に冷たく、厳しいけれど、
目を閉じると故郷・和歌山が微笑んでくれる。
だから僕は負けたりしない^^。

5月18日に東京日比谷野外大音楽堂で行なわれた「JAPAN ROCK BAND FES.2008」には

どれくらいの方が行かれたのでしょうか?

休みが合えば行こうかなとか迷いつつも、結局は行きませんでした。

出演ミュージシャンが めんたんぴん、紫、頭脳警察、Blues Creation・・・とくれば、

やはり年齢層も若干高めな感じがしますが、

めんたんぴんはとても生で見てみたいライブでしたので、

ちょっと今更ながらに後悔ですっ!


そして、ここでもオープニングアクトとして、THE DUETが登場!

最近すっかり情報が入らず、お久な感じすら勝手にしていましたが、

お元気そうで何よりです。

THE DUETの今回のセットリストは


1:ニッポン

2:アメリカ

3:World Peace Now

4:革命なんて知らない

5:心のフリーウェイ


だったそうです。

3月に(petty bookaとして)アメリカツアーを行なったかと思えば、

今回は「アメリカ」歌っちゃってます・・・。

彼女達も大変だなー。



そんなTHE DUETですが、

このアルバム、、何気に好きです。



その日が

「その日が来るまで」/制服向上委員会


なんとなく意味深なタイトルのこのアルバムですが、

「あと1年で私達は活動を終了します!」

的な発表をしてから約1年後の解散間際にリリースされたこのアルバム。

つまり、当初はラストアルバム的な意味あいで出されました。

ただ、このアルバム、このメーカーさんにはもう恒例行事かなとも言えますが、

発売日が予定より数ヶ月遅れたうえ、事前のプレスでは、

「全10曲、ボーナストラックもお楽しみに!」

だったにも関わらず、

いざ蓋を開けてみると、全9曲のうち4曲は過去の持ち歌の歌い直しや同じ曲のヴァージョン違い、

ボーナストラックは無しと、ちょっとお粗末感がぬぐえないのが正直な感想です。

つまり、純粋な新曲はたった5曲のみ。

救いはその内容にメーカーさんも考えたのか、お値段は気持ちお値打ちな\2,800-。


余談ですが、この「解散宣言」の後行なったラストライブはコンサートホールが全席満席となり、

恐らく誰もがこれで最後と思ってたハズ、

しかしその場で「今後の新機軸」の発表があり、その数ヵ月後には次作のアルバムもリリースされる

など、結局・・・結論から言えば「解散」はしなかった訳で、色んな意味でファンは裏切られたと思います。


そして、このアルバムの本来持つべきだった「ラストアルバム」な意味あいも無くなってしまった訳で・・・。



では、肝心の中身はどうなのかといえば、決して悪くなく、

(くどいようですが)元々ラストアルバムの予定でしたので、

全体的に「お別れ」や「出逢い」を歌った曲が多いです。


特にタイトル曲の「その日が来るまで~ジョン・コルトレーンに捧ぐ~」はとても素晴らしいです。

(更にくどいですが)元々ラストアルバムの予定でしたので、

キャンディーズの「微笑みがえし」のように、過去の持ち歌のタイトルがさりげなく

歌詞に使用されていたりと、遊び心も楽しいのですが、何よりもその歌詞の内容が深い!



人はみんな寂しくて 時には間違う事も

その寂しさや時間を 何で埋めるかが大切で


目の前にいる人たちを 笑顔に出来るような

そんな私を見つけられたら 素敵だと思う


あなたの厳しい言葉や教えに傷付いた日も

優しいあなたの想いや気持ちに気付いた時に

あなたが選んだ道は 遠く険しいけれど

その日が来るまで いつものように


年老いた子供たち 考える事出来ずに

知らない事ばかりで 生きてるなんて

夢を見て 恋をする 何しても自由だけど

いつかは「自由が」 何か「わかると」いいね


歌詞は抜粋ですが、

大体こんな感じです。


なぜジョン・コルトレーンに捧ぐなのかは未だに疑問ではありますが、

「寂しい」気持ちや時間の埋め方・・・きっと正しい埋め方をみんなが知っていたら、

犯罪も戦争も人を傷付ける事も激減するんだろうな~。


「目の前の人全てが笑顔になれるように」というのは、自分がこの仕事を始めた

頃から持っていた一つの普遍的なとても難しい目標です。

そのまんまの言葉が歌詞になってたことがとても嬉しかったです。

また、先日ある人が「人の幸せを目の当たりにできる事も自分にとっても幸せ」と

言ってるのを聞きました。 とてもスゴイお言葉だと思う。

今の自分は、そこまで余裕とか人としての器は完成されてなくて、

小さな事でも人をねたんだり、ふてくされたりしてしまうのが実情ですが、

いつかそう僕も言えるように、その日が来るまで頑張りたいなと思いました。


日本人にも芸能界にも興味を持たないプロデューサーさんのライナーノーツ、

今回もばっちり付いてます。今回もガッツリ毒舌吐いてます。

実はなんだかんだ言って、自分は一番このプロデューサーさんのファンかも知れません。