Petty Bookaのアメリカツアーの始まり、海外ウェブサイトではインタビューらしき事も受けてました。
内容的には、サラリと読んだだけですが、
DUETの事には触れられてなかったのですが、そういう契約かも知れません。
ですが、英語でパフォーマンスして、さらにインタビューまで対応できるなんてスゴイです。
そんなブレイク寸前(PLS!)なPetty Booka前身の前身のアルバム紹介。
「戦後60年記念・日本を元気にした歌」
戦後60年の3年前は至る所で色んな催しが開催されてましたが、
こんなアルバムまでリリースされていたとは、知りませんでした。
タイトルからも予想できる通り、カバーアルバムです。
ジャケットも凝ってます。
音の面では、PANTAプロディースという事で、以前紹介した「世界 自由 アメリカ」や「カヤポ」のような、生音っぽいのを期待していたのですが、実際に聴いてみると、全く違い、打ち込みサウンドで電子音仕込みです。
それも・・・なんだか音が薄く感じてしまいました。
上手く表現できませんが、例えば原曲がギターやストリングなど、とても重厚な歌を、カラオケボックスで歌ったりすると、なんか擬似音のシンセサイザーの音の伴奏だったりする事ありません?そんな感じです。
そして、全曲ほぼ同じようなサウンドで、全15曲も収録されているので、通して聴くと何となく似た曲な印象になります。
とは言え、一部の曲では、PANTAさんのギターも聴けるし、逆に曲数が多いので、一つ一つが濃厚な仕上がりより、全体的にまとまってる方がいいのかも知れませんね。
内容面では、かなりオリジナルからアレンジしてる曲もあります。
中には原曲通りの歌もあるのですが、「戦争を知らない子供たち」などは別の曲のようにすら感じました。
ただ、それは個人的には楽しく聴けました。
決して悪いアルバムではありませんが、
ちょっと期待していた分、全体的には少し残念でした。
「日本を元気にした歌」と名付けて製作された訳ですが、選曲に関してはかなり狭い年代枠で決めてるような気がしたのも、理由かも。
確かに、「なごり雪」も「秋桜」も「春一番」、「風」も名曲だと思いますが、「60~80年代ヒット曲集」であって、「戦後60年」なんて大きなテーマから考えると・・・。
個人的にはそれらの曲は自分の世代より少し前の歌謡曲なので、オリジナルを何となくしか知らない歌をこうしてフルで聴けて、良かったとも思えましたが、終戦後の日本を支えた昭和歌謡はもう少し前のモノから含まれる気がするし、或いは、もう少し後のモノも含まれてもいい気がします。
なんとなく、聞き手の世代ターゲットを絞ってるというか、あるいは製作者側の「元気にしてくれた歌」が集まってるような気がしました。レパートリーもフォーク系が多いです。実際にファンクラブの方にも選曲公募して決めたという過程もあるようですが、ファン層も似た世代の方が多いのかなぁ。
それにしても、このメーカーのCDの面白いところは、CDケースをビニールで包装せずに、開き口にシールを貼ってるだけなんですよね・・・。「地球シール」というもので、資源節約商品の為だそうです。
いい考えだと思いますが、これがキレイに剥がれない事もあって、イラッときます。