こんにちは。


Netflixで「レナードの朝」という映画を観ました。

ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズという名優2人が共演した実話をもとにした映画(1990年公開)です。

前々から観たかった映画ですが、なかなか観れずにいました…


アメリカで1920年代に流行した嗜眠性脳炎によって、30年間半昏睡状態にあったレナード(ロバート・デ・ニーロ)に新薬を試験投与して機能回復を試みる医師セイヤー(ロビン・ウィリアムズ)。

生きる喜びとは何かを問いかける素晴らしい映画でした。

最後、セイヤーがエレノアをコーヒーに誘うシーンが全てを物語ってますね…



さて、この映画の序盤に興味深い時制の使い方をした会話がありました。


着任早々、患者の対応に四苦八苦する医師セイヤーと看護師エレノアとのやり取りです。



エレノアが「(そのうち)楽になる=慣れる」と励まします。

ここでは、(It) Gets easier.と現在形です。


そして、セリフは以下のように続きます。



You don’t think it will (get easier)と、未来のことを言うためwillを使っています。

しかしその後、but it doesと現在形に戻っています。

音声もきちんと確認していますが、字幕は正しいです。


果たして、これはどういうことか?


通常なら、You don’t think it will but it willとなりそうです。


個人的な見解は、以下の通りですが、どうなんだろう…


1. 最初に、(It) gets easierと現在形で話しているから、それに呼応するように、but以降も現在形としている


2. 「遠い未来ではなく、今すぐにでも楽になるから」という意味で、but以降を現在形としている


やっぱ言葉は生き物ですね。

面白い!!