どうも、Nです!


この前の短い夏休み、愛知県名古屋市の東山動植物園へモノレール見たさで行ってきまして、往路・復路ともに最前列の席を確保して運転台のほうを見てきました。

今回は、それについて話していきたいと思います!




東山モノレール「スカイビュートレインとは?
東山動植物園の正門から植物園までの間を結ぶ観客輸送用のモノレールです。正門駅と植物園駅の2駅があり、それぞれの駅を結びながら、環状運転をしています。

↑車両のイメージ
小型のモノレールですが、5両編成で多くのお客が乗れます。

乗っていきます。

券売機で切符を買います。
片道360円と一周600円です。

鉄道ではなく遊戯施設なので、少し高いですね。
お得に乗りたい気持ちと一周乗りたい気持ちで600円の切符を買いました。
↑正門駅の階段を登り、ホームの入口へ来ましたが、車両が来るまでホームへは立ち入れません。
究極のホームドアですね!笑笑


そして車両が入線し、
最前列の席へ乗車します!


↑最前列の席から運転台を撮影しました。
警笛ペダルも付いていて、本当に鉄道車両のようにみえますね。

それでは、詳しく見ていきます。


↑制御部分

右の黒いハンドルマスコン(主幹制御器)のようです。
ブレーキハンドルは見当たらず、どうやらマスコンだけで速度の操作を行い、切ったら速度が出なくなるような感じに見えました。

いわゆる「惰性走行」が無いようです。

なので、要するに鉄道模型のパワーユニットのような感じだと思います。
(SCR制御?でブレーキ扱いするタイプのパワーユニットは除きます。)

なお、左上の四角いメーターは、電圧計電流計で、
その下(手前側)にマスコンキーコンプレッサーの起動スイッチがあります。

※その隣のボタン的な物はよく分かりませんでした。

そしてその手前に回転計という計器があるのも分かりますが、何の表示なのかはよく分かりませんでした。




↓次に右側を見てみます。
青い四角(□)で囲ってある部分。

奥に見えるメーターは、圧力計のようです。

その手前側の黒いレバーは、車掌スイッチです。

左側の大きいほうが客用扉の開閉用右側の小さいほうが運転室扉の開閉用となっています。
その下に車内放送マイクがあり、写真左に写っているスマートフォンは、車内アナウンス用だそうです。


緑の四角(□)で囲ってある部分。

「スイッチは確実に!!」のテプラとともに、前進↑↓後進(※写真のような漢字が出てこない)と書かれたプレートが確認できます。
その下に5つの白い凸型レバーが確認できます。

おそらく、5つのレバー全てを下に動かすことで、車両がバック走行に切り替わるんだと推測しました。

5つなのは、スカイビュートレインが5両編成なのと一致していますし、何よりマスコンのほうに方向切替スイッチ(レバーサ)らしき物が無いためです。

※あくまで僕の推測ですが。




なお、動力は電気のようです。
緑のレール(軌道桁)の側面に饋電線があり、ここから集電しているようです。

そして先程の電圧計を見たところ、85V付近を差しているので、もしかすると100Vかそれ以下で走っているんでしょうか。


レールは鉄製のようですが、ロッキード式モノレールのような鉄レールは無いので、車輪は鉄製ではありません。

車輪はゴムタイヤとなっていて、方式としては、日本のモノレールの主流で犬山モノレール,東京モノレールで採用のある日立アルヴェーグ式改良版だとの噂を聞いた事があります。

※僕個人としても、アルヴェーグ式のほうが近い気がします。


いざ発車すると、けっこうブンブン揺れますね。
高い場所で揺れるので、スリルがあって楽しいですが、ちょっと酔うかもしれないので、マスクは外したほうが良いかもしれません。

窓は開けてあることが多いので、そこは安心ですね!
上の写真を見て分かるように、一昔前のバスや路面電車によくあったという両端の取っ手を掴んで両手でグイッ!と引き下げるタイプの窓ですね。



車内からの様子は、インスタグラムのほうでアップしましたのでこちらからご覧いただけると嬉しいです!↓





そして最後、
この動物園には、スカイビュートレインの開通以前にも交通手段があり、湖畔電車(おとぎ列車とも言う)という小型電気機関車牽引の小型客車群が走る遊戯施設扱いだが、名古屋市交通局の運行する列車があり、その後お客さんが増えたことで本格的な観客輸送用鉄道の敷設が必要になり、正式な鉄道として東山モノレールが開通しました。
↑こちらがその車両と当時の「植物園前駅」です。

もともと三菱サフェージュ式モノレールとしての実験線としての性格が強く、駅は移動手段としては不便な位置にあり、当初の3年間を過ぎると乗客は減り続けて湘南モノレールで実用化されると正式に廃止されたそうです。

その13年後に動物園開園50周年記念行事でスカイビュートレインとしてモノレールが再敷設されました。


過去の失敗や経験を活かして、次世代に繋げているという姿を見ることのできるモノレールでした!

皆さんもぜひ一度、乗ってみてください!!



それでは、今回はここまでとなります。
最後まで読んでくれてありがとうございました!!!
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