SAJ広報を引退した年の2017年、札幌で初のノルディック世界選手権が開催された。最後の取材として行ったこの大会でクロスカントリー初のビッグシーンと出会うことができた。夏見円がスプリントで日本選手の世界選手権史上最高位となる5位入賞を果たした。夏見はワールドカップでも3位とやはり同競技初の表彰台にも立っており、クロスカントリーの歴史を塗り替えた選手だった。個人的だが、わが北海道の、それも網走の後輩。(小学4年まで網走に住んでいた)

 しかも、夏見の父親と兄貴が網走南ヶ丘高校で同期というふしぎな巡りあわせがある。ノルディック世界選手権大会は後にも先にもはじめて取材だったが、その記念すべき初取材で歴史的瞬間に出会えたのはラッキーな出来事だった。

ゴールの札幌ドームへ向けて快走する夏見円。この写真を撮ってゴールへ急いでもどった

初の5位入賞に飛び切りの笑顔を見せ他