原稿を書くのも、これまでと違って毎日ヒイヒイいいながら書いているわけではないので、時間はたっぷり。そんなわけで、約40年かけて集まったオリンピック、世界選手権、ワールドカップのコレクションを整理することにしました。まずはワールドカップを取材するプレスのIDカード。一番上はスキーコンプを創刊した翌年に開催された1981年富良野大会のもので、飛行機の時間が迫っていたためプレスセンターまで返却しにいけず、もって帰ってきたもの。ちなみに77年、79年とスキーコンプ創刊前に富良野へ取材にいきましたが、これはちゃんと返却しています。

 

下に並んでいるのはFIS(国際スキー連盟)が申請したプレスに発行していたID。これを入手すれば、会場ごとにエントリーする必要がないので、手続きするわずらわしさがないので便利です。

 ミニチュアのジャンプスーツがかかっていますがこれはメダルラッシュだった長野オリンピックでジャパンチームの選手が着用していたもの。素材なども本物を使っています。

 

もう1枚の写真は、1976年インスブルックオリンピックのゼッケン(レプリカです)は、オーストリア通商代表部の招きでオーストリアに行った際、当時のフィッシャー社のヴォルフガング社長からいただいたもの。オーストリア中が熱狂したダウンヒルのゴールドメダリスト、“カイザー”フランツ・クラマーのゼッケン。ニットのキャップはアルペンレーサーの聖地、キッツビューエルの象徴、「かもしか」のマークがデザインされたもの。

ゼッケンとキャップの間にあるのは、昔は今より寒さが厳しかったので旗門員のおじさんたちはこれにシュナップスやホットワインなどを入れて飲んでいた”必需品”です。一度、「寒いのにご苦労さん」といいながらコース上で飲ませてもらったことがあります。体全体がほかほかします。

それと、スイスの名品「ヴィクトリノックス」。これをお土産に買ってきた人も多いと思いますが、これが大小合わせて14個もあったのですが、友達が飲みにくるたびに無くなり、今日整理したら写真の2個だけになっていました。