それにしても昔の人はよくこんな急峻な山道を行き来したものです。

以前から一度は行きたいと思っていた会津街道ですが、林道と交差する前後以外の部分はもはや踏み跡がかすかに残っているだけです。

津川から三川に抜ける諏訪峠には、その前後に7kmに渡って石畳が残存しているようですが、今日の軽装では無理でした。

その林道自体も恐ろしく急傾斜で道幅も狭く、雪道以外では初めて4WDモードにして走ったり。その道も途中から舗装が終わり轍が深くえぐれてきたので徒歩に切り替え、折しも降ってきた雨の中を峠まで20分のハイキング。

諏訪峠にはかつてのお茶屋跡に東屋が設けられているのですが、東屋が完全に草に埋もれており中に入っていけません。石畳のあるところまで歩くのはもはやどうでもよくなり、ここでUターン。

車に辿り着く頃には雷が鳴り出していました。でも、諏訪峠から車を停めたところまで歩いている間、完全なる静寂を体験。会津街道が栄えていた頃にタイムスリップ。

様々なビジョンを見たのでした。