今日は今シーズン使っている板の紹介をします。
(1)K2 ファクトリーテストS 165cm
ぼくの手持ちの板の中では珍しく、2シーズン目を迎えました。サイドカーブは115/65/104mmです。
典型的な小回り系サイドカットをもっています。k2の平板は一般にメタルが2枚入っており、フレックス、トーションともに硬めのセッティング。
とにかくよく走る板で、ぼくは当初ある程度柔らかいバーンでも使うつもりでいたのでマーカーの金属製プレートは入れず、プレートと一体になっているマーカーのビンディング・グライドコントロールを付けました。
ビンディングの重量が軽いものだから余計その走りは軽快なものになり、他に類を見ない滑走感覚が味わえます。もう発射の連続でそれが楽しい。
足下が軽いため硬いバーンでのグリップは金属製プレートを入れた場合に比べるべくもありませんが、アイスバーンでなければぜんぜんこれで切っていけます。
テール側のサイドカーブがきつめなので、ターン後半板が横に走りがち。テールが100mmぐらいだとバランスが丁度いいのですが。
(2)K2 アパッチストライカー 167cm(実寸170cm)
八方尾根スキースクールにて数々の要職を務め、山と渓谷社発行のスキー雑誌にてスキーテストのプロデューサーをしてきた佐々木徳雄さんは、おそらく日本で最もマテリアルに通じている一人であると思います。
ある日佐々木さんがご自身のブログでK2の板のレポートしている記事(2007年3月分)を読みました。
そこで絶賛していたのがこの板。佐々木さんは夏の3ヶ月の間、NZのスキー場で過ごしたのですが、そのときのお供がストライカーでした。
この板メタルは入っていないのですが、フレックス・トーション共にかなり強く設定されています。
実際重量感もあり、家の安物の秤で計測してみると3300gほどあります。クロスファイアーと比べても50gぐらいしか違わない。ヘッド並みに重い・・・
でも、滑走感は抜群。ズレと切れのバランスが非常によく、エッジグリップも走りもヘッドのsupershape speedより上。軽快感が適度で、脚力のある人にはお勧めできます。
しかしながら、あと100g軽かったらなあと言う思いはあります。
ぼくはいずれどちらかを売却するつもりで同じサイズのクロスファイアーも買いましたが、未だにどちらを手放すか迷っています。
(3)K2 アパッチクロスファイアー 167cm(実寸170cm)
今期モデルはビンディングのがたつきが解消されています。センター幅が68mmから70mmになったことにより安定感も増しています。ぼくはピストンコントロール付きモデルの方を買ったのですが、その効果か30度の急斜面をスーパーG並のターン弧で飛ばしても板が全くぶれません。
デザインも質感も上質でその点は満点なのですが、なぜかフレックスが昨年モデルより、いや下位モデルのストライカーよりでさえも柔らかくなっており、トーションとのバランスの上で疑問を感じます。
トーションは今期準サンドイッチ構造となったことによりかなりアップしており、エッジグリップはフォルクルのハイエンドモデルと同じぐらいの強さがあります。
しかしながらフレックスが柔らかく、レスポンスも遅めのため、急激なスキー操作はNGです。
ですがそういった性質を逆手に取り、練習用として丁寧かつ微妙なスキーコントロールを大切にした滑りをするのであればこの板の右に出るものはありません。
あと、やはり板が重め(正確に言えばM1ビンディングシステムが重い)なので、多少ビンディング自体の重さが軽量化されると言われている来期モデルは個人的に最も注目しています。
(4)SALOMON X-WING TORNADE 178cm
シーズン途中、昨年モデルを大手量販店で安価で購入しました。今期モデルとの相違はプレートのみです。プレートの重量自体は変更ないので、乗り味もほとんど変わらないだろうと思います。
170cmよりはフレックスがしっかりしています。しかしながら滑り始めると柔らかさを感じます。
メタルが入っておらず板も軽量なので、基本的にソフトスノーで載る板です。硬い雪で載ったことはないのですが、柔らかい雪で乗る限りにおいては整地でかなりスピードを出しても板の挙動が不安定になることはありません。吉岡選手もDVDの中でこの板の今期モデルを使っているシーンがあり、気分は吉岡大輔で滑ればいいターンができるでしょう(そういう動機で買ったという噂がある・・・)。
ぼくはK2のリーコンから買い換えたのですが、軽快さを重視する向きにはよい選択肢だと思います。
(5)SALOMON X-WING FURY 180cm
トルネードからやや遅れて同じ量販店から半額以下で購入。もちろん昨年モデルです。3台も売れ残っていたので買い叩いてやりました(^。^)
今期モデルとの違いはサイドカーブ、そしてサイズレンジとプレート。昨年モデルのFURYは今期のテンエイティフォイルと同じサイドカーブを持っています。FURYはウッドコアだけどフォイルはプラスチック素材。そのためフォイルの方がフレックス・トーションややマイルドな味付けになっています。
この板2回乗っただけですが、フレックスがやや硬めかなあという印象。180cmでセンター幅87mmはオフピステを1本でこなすという場合、万能のプロフィールであるかもしれません。
プレートもしっかりしたものが付いているのでカービング要素が強いです。そのため、整地でもそこそこ小回りもできるし、大回りでかっとんでも大丈夫。
ビンディングがパーク用モデルなどと同様にセンターに付いているため、パウダーの中ではトップが浮いてきません。ただ、サロモンのプレートは簡単にビンディングのセンター位置を前後できるので、5mmごとに好みの位置を試してみることができるのは利点です。
来期からファット板はセンター幅85mmと95-100mmの2台体制にするので、次のシーズン冒頭に売却予定です。45000円でよかったらいつでも売りますよ!メール下さいね。
(6)HEAD iSUPERSHAPE SPEED 177cm
ファクトリーテストと並んで2シーズン目になるお気に入りの板。昨年モデルなのですが、今期モデルはトップシートの素材を変更したぐらいなのでコスメチェンジだけと思って差し支えありません。
返りがあまり強くなく、サンドイッチ特有のまったりしたレスポンスが強調されているので、ターン弧の大小を問わずとても乗りやすいです。ヘッドは大回り系のスキーはいい板を作りますね。
(1)K2 ファクトリーテストS 165cm
ぼくの手持ちの板の中では珍しく、2シーズン目を迎えました。サイドカーブは115/65/104mmです。
典型的な小回り系サイドカットをもっています。k2の平板は一般にメタルが2枚入っており、フレックス、トーションともに硬めのセッティング。
とにかくよく走る板で、ぼくは当初ある程度柔らかいバーンでも使うつもりでいたのでマーカーの金属製プレートは入れず、プレートと一体になっているマーカーのビンディング・グライドコントロールを付けました。
ビンディングの重量が軽いものだから余計その走りは軽快なものになり、他に類を見ない滑走感覚が味わえます。もう発射の連続でそれが楽しい。
足下が軽いため硬いバーンでのグリップは金属製プレートを入れた場合に比べるべくもありませんが、アイスバーンでなければぜんぜんこれで切っていけます。
テール側のサイドカーブがきつめなので、ターン後半板が横に走りがち。テールが100mmぐらいだとバランスが丁度いいのですが。
(2)K2 アパッチストライカー 167cm(実寸170cm)
八方尾根スキースクールにて数々の要職を務め、山と渓谷社発行のスキー雑誌にてスキーテストのプロデューサーをしてきた佐々木徳雄さんは、おそらく日本で最もマテリアルに通じている一人であると思います。
ある日佐々木さんがご自身のブログでK2の板のレポートしている記事(2007年3月分)を読みました。
そこで絶賛していたのがこの板。佐々木さんは夏の3ヶ月の間、NZのスキー場で過ごしたのですが、そのときのお供がストライカーでした。
この板メタルは入っていないのですが、フレックス・トーション共にかなり強く設定されています。
実際重量感もあり、家の安物の秤で計測してみると3300gほどあります。クロスファイアーと比べても50gぐらいしか違わない。ヘッド並みに重い・・・
でも、滑走感は抜群。ズレと切れのバランスが非常によく、エッジグリップも走りもヘッドのsupershape speedより上。軽快感が適度で、脚力のある人にはお勧めできます。
しかしながら、あと100g軽かったらなあと言う思いはあります。
ぼくはいずれどちらかを売却するつもりで同じサイズのクロスファイアーも買いましたが、未だにどちらを手放すか迷っています。
(3)K2 アパッチクロスファイアー 167cm(実寸170cm)
今期モデルはビンディングのがたつきが解消されています。センター幅が68mmから70mmになったことにより安定感も増しています。ぼくはピストンコントロール付きモデルの方を買ったのですが、その効果か30度の急斜面をスーパーG並のターン弧で飛ばしても板が全くぶれません。
デザインも質感も上質でその点は満点なのですが、なぜかフレックスが昨年モデルより、いや下位モデルのストライカーよりでさえも柔らかくなっており、トーションとのバランスの上で疑問を感じます。
トーションは今期準サンドイッチ構造となったことによりかなりアップしており、エッジグリップはフォルクルのハイエンドモデルと同じぐらいの強さがあります。
しかしながらフレックスが柔らかく、レスポンスも遅めのため、急激なスキー操作はNGです。
ですがそういった性質を逆手に取り、練習用として丁寧かつ微妙なスキーコントロールを大切にした滑りをするのであればこの板の右に出るものはありません。
あと、やはり板が重め(正確に言えばM1ビンディングシステムが重い)なので、多少ビンディング自体の重さが軽量化されると言われている来期モデルは個人的に最も注目しています。
(4)SALOMON X-WING TORNADE 178cm
シーズン途中、昨年モデルを大手量販店で安価で購入しました。今期モデルとの相違はプレートのみです。プレートの重量自体は変更ないので、乗り味もほとんど変わらないだろうと思います。
170cmよりはフレックスがしっかりしています。しかしながら滑り始めると柔らかさを感じます。
メタルが入っておらず板も軽量なので、基本的にソフトスノーで載る板です。硬い雪で載ったことはないのですが、柔らかい雪で乗る限りにおいては整地でかなりスピードを出しても板の挙動が不安定になることはありません。吉岡選手もDVDの中でこの板の今期モデルを使っているシーンがあり、気分は吉岡大輔で滑ればいいターンができるでしょう(そういう動機で買ったという噂がある・・・)。
ぼくはK2のリーコンから買い換えたのですが、軽快さを重視する向きにはよい選択肢だと思います。
(5)SALOMON X-WING FURY 180cm
トルネードからやや遅れて同じ量販店から半額以下で購入。もちろん昨年モデルです。3台も売れ残っていたので買い叩いてやりました(^。^)
今期モデルとの違いはサイドカーブ、そしてサイズレンジとプレート。昨年モデルのFURYは今期のテンエイティフォイルと同じサイドカーブを持っています。FURYはウッドコアだけどフォイルはプラスチック素材。そのためフォイルの方がフレックス・トーションややマイルドな味付けになっています。
この板2回乗っただけですが、フレックスがやや硬めかなあという印象。180cmでセンター幅87mmはオフピステを1本でこなすという場合、万能のプロフィールであるかもしれません。
プレートもしっかりしたものが付いているのでカービング要素が強いです。そのため、整地でもそこそこ小回りもできるし、大回りでかっとんでも大丈夫。
ビンディングがパーク用モデルなどと同様にセンターに付いているため、パウダーの中ではトップが浮いてきません。ただ、サロモンのプレートは簡単にビンディングのセンター位置を前後できるので、5mmごとに好みの位置を試してみることができるのは利点です。
来期からファット板はセンター幅85mmと95-100mmの2台体制にするので、次のシーズン冒頭に売却予定です。45000円でよかったらいつでも売りますよ!メール下さいね。
(6)HEAD iSUPERSHAPE SPEED 177cm
ファクトリーテストと並んで2シーズン目になるお気に入りの板。昨年モデルなのですが、今期モデルはトップシートの素材を変更したぐらいなのでコスメチェンジだけと思って差し支えありません。
返りがあまり強くなく、サンドイッチ特有のまったりしたレスポンスが強調されているので、ターン弧の大小を問わずとても乗りやすいです。ヘッドは大回り系のスキーはいい板を作りますね。