ことし3月、一人の天才ジャンパーが引退しました。
彼の名はヤンネ・アホネン。日本人にとってはユニークな響きを持つ
名前なだけに印象に残っている方も多くいるでしょう。
どちらかと言えば成績の浮き沈みの激しい選手の多い競技でありながら
キャリアの中で常にトップクラスで居続けた素晴らしいアスリートです。
その才能が特に際立ったのが2004/2005シーズン。
開幕13戦までに優勝11回、2位が2回と驚異的なロケットスタートでシーズンを
席巻するのです。結局そのシーズンを含め、2回のW杯王者に輝くのですが
どういう訳かオリンピックではその力を発揮できず、個人金メダルを獲得
する事はできませんでした。しかしながら鳥人マッチ・ニッカネンに匹敵
或いは凌駕するカリスマである事は間違いないでしょう。
7月9日に引退記念試合がフィンランドのラハティで行われます。
この試合にはかつて激闘を繰り広げたライバルが集結します。
アンドレアス・ゴルトベルガー、アダム・マリシュ、マルティン・シュミットら
そうそうたるメンバーの中、日本からは葛西選手が参戦します。
私個人的に思うことは来年のバンクーバー五輪のシーズンに
ひょっとしたら彼はカムバックするのではないかと期待しています。
ジャンパー人生の中で唯一やり残したものを達成するために
モチベーションが復活してくれたら・・・。