・再読一回目、通読二回目。

 

・鎌倉幕府後期~末期は執権が病弱だったり政治に無関心でもある程度は機能できる仕組みになっていたが、特権的支配層が大多数の御家人を搾取する仕組みを変える事が出来なかった。

 

・室町幕府は建武政権の良い点や鎌倉幕府の駄目な点をきちんと吟味した上で作り

あげた政権だという事を認識する。

 

・本書は中央集権の欠点だけでなく地方分権の欠点もきちんと指摘している(室町幕府と鎌倉府の対立)。

 

・参考文献に黒田俊雄の『日本の歴史八 蒙古襲来』(中央公論社)有り。