・筒井康隆著『馬の首風雲録』(徳間文庫トクマの特選!)と小松左京著『見知らぬ

明日/アメリカの壁』(徳間文庫トクマの特選!)があった書店で購入する。

・NHK大河ドラマ『光る君へ』関連書籍コーナーに無く、文庫本の棚で一冊見つける。

・冲方丁氏の小説を読むのは初めてである。

・年老いた清少納言の追憶。定子への愛情と忠誠。ただただ尊かった。

・山本淳子氏の解説も良い。

 

 太陽は落日こそが美しい。この言葉も定子に捧げたものであったと私は思う。

残照も含めて、清少納言は人生を慈しんだ。『枕草子』もやはり、清少納言の人生賛歌なのである。

 本書362㌻6~7行目を引用

 

冲方丁 著

『はなとゆめ』362㌻

KADOKAWA 角川文庫

720円(税抜)

山本淳子 解説

遠田志帆 カバーイラスト

高柳雅人 カバーデザイン