・近所の書店で購入する。
・小松左京の作品を読むのは初めてである。
・表紙にドナルド・トランプが描かれているが、トランプが登場する作品は無い
(架空のアメリカ大統領は登場する)。
・本書はエッセイ2篇、短篇10篇、長編1編を収録している。
・「HE ・BEA計画」「終わりなき負債」「見知らぬ明日」「極冠作戦」が
良かった。
・「四月の十四日間」の日本人は賢すぎると思う。大日本帝国の残骸の上で文明
国のように振舞っている現代の日本人にはそんな発想は出来ないだろう。
・解説は伴名練氏に任せた方が良かったのではないか。
・「HE・BEA計画」の観測者としての宇宙人、「見知らぬ明日」の侵略者と
しての宇宙人、「極冠作戦」の希望としての宇宙人。「小松左京の宇宙人観」
という論文はあるだろうか。
小松左京 著
『見知らぬ明日/アメリカの壁』694㌻
小松左京21世紀セレクション1【グローバル化・混迷する世界】編
徳間書房 徳間文庫 トクマの特選!
カバーイラスト 田辺剛
カバーデザイン 坂野公一(welle design)