サイゴン大教会の裏側に伸びる Pham Ngoc Thach という
道を600mほど、歩いて５分ほど行ったところにある
ロータリー。
え。ロータリーなんてわざわざ行ってどうするの？
と思われましたか？そうですね、日中ならわざわざ行く
必要はないかもしれません。ロータリーの周りには
ローカルなカフェや美味しいお店が意外と集まっては
いるのですが、それはホーチミン市内のいろんな場所にも
言えること。
ただこちら、ちょっと変わったロータリーになってまして、
ただラウンドアバウトがあるわけではなく、その内側の
円内が池＋公園になっており、Ho Con Rua, Turtle Lake,
「亀池ロータリー」として市民にとても親しまれてます。
中心にそびえる棟に向かって伸びる階段が印象的で、
この階段はどこかに向かうために使うというよりは、
ただ単に登って景色を楽しむ、とか、そこでのひと時を
楽しむためにあるようです。
またその棟を囲むように張り巡らされている、池の上に
巡らされている通路もとても個性的。街中に数ある
ロータリーの中でも、ここまで凝ったところは
少ないのではないでしょうか。
もともと往来は活発なロータリーなのですが、夜になると、
池の周りに駐車するバイクが多数集まり、なんだか賑やかな
様子を呈しています。
近くに行ってみて見ると…？
ちょっとしたおやつを売る小さなで店が池をぐるりと
取り囲むように出ています。賑やか！まるでお祭りみたい♪
出ているお店は似たものが多いのですが、ここに集まる地元っ子の
間では、何を食べるならどこのが好き、みたいなご贔屓が
あるようで、いかにこの場所がポピュラーで、みんなが
ちょいちょい来ているかが伺えます。
何やら色とりどりの食材を並べて、素早い手つきで持ち帰り
容器に詰めて行く様は、まさに職人芸。それをみてみたくて、
食べ物の正体は何かも知らずに買ってみたり（笑）
ここ周辺で売られてるものは大体20,000 ~ 40,000ドン
くらいのものが多いので、きになるものがあったら
気軽に試して見ることができるのも嬉しいところ。
旅行者の方が、どこで食べて良いかわからない、
と言われるホビロンもこちらにあります。
日本人にはそのビジュアルが衝撃的、ということで、
全く興味を持たれない方も多いと思いますが、
食べて見ると「美味しい！」という感想を持たれる
方が多いのも事実。
日本ではなかなかトライできない食べ物なので、
好き嫌いはあるとしても、一度はトライしてみて
欲しい一品です。
いろんな地方で見かける、ライスペーパーを焼きながらいろんな
具材をのせて折りたたんで食べるBanh Tran Nuonも人気の一品。
ライスペーパーと言ったら、水で柔らかく戻して生春巻きに使う、
くらいしか知らない人にとっては衝撃の調理方法ですが、
日本のおせんべいも材料はお米だし、乾燥したお米の生地を
焼くという点では同じですよね。
焼きたてはとても熱いのですが、しっかり持てるように
厚手の紙（多分広告とかそんなの）で持ち手部分を
カバーしてくれるのが優しさですね（笑）
かなりスパイシーなところにネギや干しエビなど、
お店によって色々違う具材が入っていてとても美味！
ビールが飲みたくなる一品です！
先日別の記事でご紹介した、炒めトウモロコシもこの手の
夜店・で店の定番。20k（約100円）の割にはたっぷり
あるので、これを食べたら晩御飯が食べられなくなる
かもしれないのでご注意を。
こんな感じで、このロータリーの中に座り込んで、
ローカルの人と同じように楽しむのも良いのですが、
お祭り気分を味わったら、買ったものを部屋に持ち
帰ってじっくり楽しむという方法も。
旅先の、特に初日など、まだ土地勘も薄い中での夜の過ごし
方は結構悩みのタネ。でも、街中からさほど離れていない
ところにあって、ローカル気分も存分に味わえるこちらの
ようなスポットがあれば手軽だし、ホーチミンの夜満喫
コースの一つになるのではないかと思います。
また屋台の食事はちょっと、と思われる方がいれば、
この亀池公園から伸びる、Tran Cao Vanという通りに
美味しいお店がいくつも並んでいるので、雰囲気だけ
楽しんで、お食事は別で、ということも可能。
ここはホーチミンのたったの一部でしかありませんが、
ローカルな空気感を存分に楽しめるスポットだと思いますよ♪
場所名 ：Ho Con Rua (Turtle Lake)
住 所：1 Vo Van Tan Q3