似たものがベトナムにもある気がするのですが、
ホーチミンでは今、台湾スイーツが大人気。
そもそもタピオカ入りのミルクティのお店などが
乱立、と言って良いほどの勢いで増えている
わけですが、今度はデザート専門店ができました。
すっかり町のランドマークとして定着している、
サイゴンセンターの地下にあります。
ベトナムのデザートのチェーは種類が充実している
お店が路上にあることが多く、昼間だと暑いのが
難点ですが、ここなら涼しい環境で楽しめますね。
主にこちらで楽しめるのは、仙草という、台湾では
日常の漢方として親しまれている薬草のゼリーと
お豆腐を使ったデザートがメイン。それに芋団子
を合わせているのが売りのお店なのですが、
なかなかボリューミーなので、何人かでシェアする
つもりで行くと良いかも。
ちょっと、おぜんざいのようにも見えますよね(笑)
おうどんや、ラーメンの器くらいありそうな大きさの
器な上に芋団子が入ったものだと、これを食事がわりに
しても良さそうなくらいのボリュームです。
お値段も、450円くらいからと、ちょっとお高め。
でもその分量がたっぷりあるので、例えば3〜4人で
つつくと思えば安いもの。
日本人と同じく、ベトナムの方も一度に大量の食べ物は
食事でもデザートでも食べないので(ベトナムのデザート
のチェーの1人前分も、小ぶりなことが多いですよね)
シェアすることが前提です。なので注文時に、
「◯人で分けるのでスプーンを人数分ください」
(もしくはスプーンを幾つくださいだけでも)
と言えば、快くシェア用のスプーンをつけてくれる
のも嬉しいところ。
上の写真の手前は仙草ゼリーにほんのり甘く煮た
あずきと蓮の実を乗せたもの。なかなか迫力の
あるビジュアルですが(笑)、その味わいは清涼感に
満ちていて、火照った体をスーッと中から冷やしてくれます。
東南アジアのデザートで、見た目が似たものの中に、
「亀苓膏(グゥイリンガゥ)」というのがありまして、
こちらは亀の甲羅を煮出して作った、もっと漢方色の
強いデザートがあります。それはとてもとても苦くって、
甘いシロップをたっぷりかけなければとても食べられた
代物ではないのですが、この仙草ゼリーはそんなに
苦いこともないので大丈夫。
お豆腐バージョンの丼には氷がシャクシャク♪
こちらにもたっぷりシロップがかかっていますが、
さほど甘くないシロップなので、意外とあっさり。
何より豆腐の質がとても良くて、なんだったら、
テイクアウトしてお料理に使いたいくらいの美味しさ。
日本人には、お豆腐を甘い味で食べる、という
習慣がそんなに根付いていないので、違和感を感じる
との声を聞くこともありますが、物は試し。
せっかくなので是非ともトライしてみてくださいね。
もしこのお店の近くを通りかかった時にはお腹が
減ってないけど、また食べに来るのは面倒だなー、
と思ったら、テイクアウトをするという手も。
お団子やその他がふやけてしまわないように、
シロップは別のカップに入れてくれる親切さが
嬉しいですね。
持ち帰りができるのだったら、家で小分けにして
何回も楽しむことができたりもします。こってりと
した高カロリーのおやつを食べるよりヘルシーそう?
台湾の素朴なスイーツですが、同じ暑い国のもの
なので、気候的にはホーチミンにもぴったりの味。
地元っ子にも大人気なので、みんなに混じって一緒に
楽しんで見てくださいね♪
店 名:Meet Fresh
住 所:65 Le Loi Q1 Saigon Center
営業時間:10:00 - 22:00
予 算:80,000 - 150,000 VND