ベトナムの名物料理といえば、貝料理。
ただしローカルなお料理すぎて、道端の低い
椅子に座っての屋外店であったりすることが
多いので、なれない旅行者の方や、衛生面が
気になるかたにはちょっとハードルが高めだったり。
また、貝料理がメインとなると、お腹の具合を
心配される方も多く、貝料理ばかりを色々
食べるということに抵抗がある方もおられる
かもしれません。
そんな方に、嬉しいお店がオープンしました。
そもそも美味しいお店が多い Mac Dinh Chi という
通りにできたこちらのお店。一応、屋内席も「VIP席」
としてあるのですが、基本は屋外席。
でもテーブルも椅子も座り焼いた傘のものでこぎれいに
しており、英語対応できる人は少ないけれども、
店員さんがどの方も一生懸命親切にしてくださるし、
「食べたいっ」という意欲を率直にお伝えしたら
わかってくれると思います（笑）
飲み物冷やすのが冷蔵庫じゃなく、こんな感じで、
BBQに来た時みたいなクーラーボックス冷却なのも
味があって良いですね（笑）
貝料理が豊富でそれがメインなのですが、他にもお魚や
肉料理なども豊富にあるので、貝も食べたいけれども
それだけじゃなくて他の素材のベトナム料理も食べて
みたい！という旅行者の方にもうってつけ。
実際、お客さんのほとんどはローカルの方でいつも
大賑わい。ホーチミンの場合、ローカルの方で混んでる＝美味しい
と判断して間違いないし、そういう所こそ
ライブ感のある味を楽しめるというもの。
例えば赤貝のタマリンドソース炒め。
赤貝自体は日本人にも馴染みがあっても、
タマリンドソースって珍しいですよね。
でも癖があまりなく、甘酸っぱい風味が
魅力で、意外とファンが多い味。
貝は思うほど癖がなく、むしろ綺麗めの味なので
抵抗なく食べられる人が多いだろうと思われます。
こちらは自慢の豚肉料理！
カリッカリに揚げられたブタ皮の部分が香ばしく、
それにチェダーチーズパウダー的なものがかかって
いるのが、ちょっとジャンキーでビール欲をそそります。
もちろんこれはベトナムオリジナルの料理では
ありませんが、食べ方はトラディショナル。
一緒についてくる数々のハーブを巻いたり
添えたりしてたっぷりのお野菜と一緒にいただきます。
こちらのお店はこれまで馴染みのある
料理に、ちょーっと新しい工夫を凝らしているのが
楽しいんですよね。こちらのカニも、ローカルの
人に言わせると、流行りの先端なんだそうです。
チーズまみれのカニの爪。
以前は地理と塩をまぶして衣にしているものが主流
でしたが、最近はチーズソースなんだそうですよっ。
流行っていると言われても、あまり他ではみたこと
ないのでこの店でだけで流行ってるのかもしれませんが（笑）
日本ではあまり見かけない食材も色々あるので
それらを試してみるのも良いかもですね。
こちらの巻き貝の蒸し物などは、毒々しい
見かけによらない上品な味。
レモングラスで蒸したものなどは、ベトナムらしさもあって
旅先グルメのコレクションには良いのではないかと思われます。
魚料理ならこちらの串刺しのお魚がおすすめ。
ホコハゼ、というひょろ長いドジョウのようなお魚で
一見、めざしのようにも見えますが、独特のスパイスだれ
に付け込まれ、じっくりと炭火で焼かれている白身は絶品。
小さいながらホクホクとした、白身。
こんなにフランクなお店の庶民的な料理なのに、
驚くほど美味しくて品があります。
こういう意外性やメリハリがあるのも
ベトナム料理の醍醐味ですね。
ちなみの食事の際、カニや貝を食べ終わった後に出る
殻は、日本人的にはテーブルを汚さないように、と、
食器の端っこに置いたりすることがあると思いますが、
ベトナムでは、「ゴミを食べ物の器に置くなんて！」
という考え方の方が主流なので、食器には置かず、
机の上に置いてしまう方が良しとされるケースが
多いようです。
もちろん、うっかり日本人的に殻を食器の隅に
置いてしまったからといって、厳しくそれが指摘
されるわけではありませんが、郷に入っては郷に従え。
そして逆にこれができるのはベトナムだからこそ！と
思えば、むしろ楽しんでやってしまえるかも
しれません♪
食事もさることながら、マナーもベトナム流で
楽しむ食卓。旅先ならではだと思いますので、
いろんな方面から食事を楽しんでみてくださいね♪
店 名：Oc Ghe
住 所：34 Mac Dinh Chi Q1
営業時間：15:00 - 01:00
予 算：100,000 - 400,000 vnd