手帳の話4 電子手帳(Compaq iPAQ )からまた紙の手帳へ
先日、紹介したHP200LXは、結局6年使いました。21世紀になったある日、やっぱりカラーで手書き認識が使って見たい、ひょっとすると、簡単なスケッチが出来るかも。などの思いもあり、PDAを買うことにしました。
買ったのは当時流行っていたコンパックの「iPAQ」と言うWindowsCEで動くPDAでした。当時はコンパックはPCも好調で、ものすごく勢いがあり、反対にHP(ヒューレットパッカード)は200LXの製造も中止するし、あまり元気がなかったのに...
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「Compaq iPAQ H3630」
両サイドに見える黒い部分はジャケットと呼ばれるコンパクトフラッシュを使うためのカバー。
スタイラスで画面を操作します。
「モバ絵」と言うPDAで絵を描く人々のHPなどを見て、自分もやってみようとソフトを入れてやって見ましたが、私には合いませんでした。結局、一枚も最後まで描けませんでした。
スケジュール管理は200LX風と評判のスケジュールソフトを導入したので、それなりに使えました。
住所録はPCと連動できるので便利でしたが、すでに携帯電話に重点が移っていたのであまり使いませんでした。
多少の不満は持ちながらも前に紹介したA4ノートと一緒に使っていました。
約4年使っていた時にに突然、画面が真っ黒になり動かなくなってしまいました。色々と試してもまったく反応がなく、ご臨終かなと思い、取敢えずHP200LXを引っ張りだして、使いました。
しばらく経って電源を入れると普通に立ち上がりましたがデータは無くなっていました。又、壊れたら怖いのでそのまま200LXを使っていました。
200LXは4年ぶりに使っても違和感なく使え良かったのですが、プライベートの内容はスケジュールソフトを日記的にも使っていて、200LXから移行した分も含め10年分のデータがなくなってしまいました。
当時、PCのOSも新しくなり、同期ソフトが上手く動かなくなった事もあり、バックアップも取っていませんでした。200LXやiPACの最初の頃のデータは頑張れば復活できたのですが、面倒で結局そのまま、単体のPDAにデータで情報を貯める事の怖さを思い知りました。
(データがなくなっても普段の生活にはそれ程、影響は無かったし。)
その後、半年後にネットで見た「ほぼ日手帳」を買っていました。
先日紹介 した、A4ノートにすべての情報を集約すると言う使い方もIT化が進むにつれ、難しい面が出て来ました。ほとんどの社内・社外連絡がE-mailになってしまい、ノートに集約するには、E-mailをプリントアウトして貼る事になり、それはあまりにも無駄な作業です。
(メールに添付されてくる書類の量も半端な量ではなくなった。)
また、会社のPCもノートPCになり、LANも無線LAN接続になったので、社内ならどこでもLANが繋がるようになりました。メールのチェック、サーバ内の書類の閲覧が社内のどこでもできるので、紙で保管する必要性が減ってしまいました。
ノートに貼る書類の量が減ってきたので、書くスペースがある程度あって一年に一冊で済む「ほぼ日手帳」で十分対応できるようになりました。
また、子供も大きくなってきて、家族で出掛けた事などプライベートの内容も残したくなったりして、手帳に日記的要素も求めるようになり、ますます「ほぼ日手帳」が合っている気がしました。
(ほぼ日手帳については以前の記事 をご覧ください。)
5年前から紙の手帳に戻り今の所、特に困った事もなく使えています。今年からは手帳にスケッチを描き出したので紙の手帳をやめる気は無いのですが、最近買ったスマートフォンを使っていて、少し心が動いています。
前にも紹介しましたが、ToDoリストはcheck*pad と言うオンラインサービスを使っているし、スケジュールもグーグルカレンダーと連動できるので会社でも家でもPCから入力でき、入力内容がスマートフォンのスケジューラーにも反映され、とても便利です。
オンラインサービスだとPCなどの機器が変わってもネットにさえ繋げれば機種を問わずに使えるし、バックアップもきちんとしているし、前に電子手帳の時に困った事は起こらない様な気がしています。
「LYNX SH-10B」
今、使っているアンドロイド、スマートフォン「LYNX」
非常に使い易い、スマートフォン。唯一の欠点は電話がしにくい事。
仕事の電話は最近、会社内の内線も出来る携帯電話に変わったので、自分の携帯はまったくのプライベート用になりました。
友達が少ないので、奥さんに帰るコール以外でほとんど音声通話を使わないので、あまり困らないと思って買いました。
でも、毎日帰るコールはしないといけないので、音声通話の使い難さはちょっと困ります。
先月は使い始めの設定で、パケ放題の上限近くまで使ったので、そのまま色んな機能を試してみました。。
(購入した時の設定にドコモのお姉さんがいきなり3G通信でソフトをダウンロードするのはどうかと思います。一言、確認してからにして欲しい。)
今月は3G通信をなるべく使わず、音声通話とWi-Fiでどこまで使えるか検証中です。
ワイヤレスゲートに申し込んだのでマクドナルドのコーヒー代が余分に掛かっているような気がするが、パケ放題の上限の金額よりはましだと思う。
今の所、3G通信を使わなくてもそれなりに使えます。3G通信を使えばグーグルマップ簡単なナビもしてくれるので、会社の外出で始めて訪問する所に行った時は大変便利でした。
どこまで通信費にお金を掛けるかはこの二ヶ月の実験後、費用対効果で決めようと思います。
ただ、グーグルなどのサービスが未来永劫続く訳でなく、ある日突然、サービスを停止したり、有料になったりするかも知れないので、そう言うサービスにあまり依存するのもどうかと思っています。
技術の進歩や、自分自身の状況の変化などで手帳に求めるモノはどんどん変わってきます。
自分に合った手帳探しはまだまだ続きます。
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